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幻日
9月20日の幻日

お久しぶりです。

「幻日」今までにも4回記事にしましたが、昨日 久しぶりにまた見ました。

前回の記事はこちら


これまでのは全部 散歩の途中の海辺で見たものだったのですが、今回はうちのベランダから。

残念なことに、外壁の補修工事が始まってしまい、そのせいで足場が組まれ、シートがかけられ、ぼんやりとしか見えませんが。

右側の建物の間に見えるのが本物の太陽で、左の小さい虹色のが幻日です。

肉眼で見るとシート越しでさえ 虹色の旗のようにくっきり見えたのですが、写真だと…。


工事に伴い、近いうちにベランダの植物を移動させないといけないのですが、集合住宅ゆえ 他に置く場所もなく、たいへん困っています。><

鉢に植わったまま引き取って処分してくれる業者もあるようですが、生きて花を咲かせているものを(咲いてなくてもですが)ゴミのように扱うのは心が痛みます。

たったのひとつも自分で買った覚えのないたくさんの鉢植えを眺めつつ 途方にくれる日々。

次に記事を書く時には解決していればよいのですが。


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[2015/09/21 15:30] 徒然 | トラックバック(0) | コメント(1) | @
「完本 万川集海」が出るそうです!

完本 万川集海完本 万川集海
(2015/05/13)
中島篤巳

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ものすごーく嬉しかったので、8ヶ月ぶりに上がってまいりました。

タイトル通り、国書刊行会から 来月「完本 万川集海」が出るそうです!!!

忍術秘伝書「万川集海」、初の全文現代語訳です!


以前のブログ記事はこちら→現代語 万川集海 陽忍篇

             →現代語 万川集海 忍器篇 


定価6912円と かなり高価ですが、誠秀堂から全8巻で刊行予定だった「現代語 万川集海」は1冊が1000円前後だったはずなので、このくらいが適正かなぁと思います。

資料として原本の復刻も付くそうですし。

古書相場がとんでもないことになってましたしね。


国書刊行会の紹介ページはこちら→完本 万川集海

訳者の中島篤巳先生の経歴というか、肩書きが いろいろとすごい…

発売が楽しみです^^


記事のカテゴリを訳者の名前で新しく作ろうかとも思ったのですが、ややこしくなるので 以前の記事と同じ「藤林保武」に入れておきます。


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[2015/04/17 12:18] 藤林保武 | トラックバック(0) | コメント(0) | @
6月31日6時30分

6月31日6時30分6月31日6時30分
(2014/08/18)
寺村輝夫 作 安野光雅 画

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寺村輝夫と安野光雅、たった一度の夢のコラボによる児童書です。

1974年、童心社から出版され、長らく絶版だったのが、今月 復刊ドットコムから復刊しました。


小学4年生の頃だったか、私は この本で読書感想文を書いたことがあります。

なんでこの本で書こうと思ったのか、今考えてみても首を傾げてしまうほど ヘンテコなお話でした。

どう考えても読書感想文向きではないというか。

いや、どの本で書いたっていいのですが、模範的な読書感想文を目指すなら まずぜったいこの本は選ばないだろうという類の本なのです。

そのくせ、あまりにナンセンスで、言葉遊びのような応酬にあふれているため、ナンセンスなものほど喜ぶ子どもには、ものすごく好かれそうな本でした。


6月に31日はありません。

まずタイトルからしておかしくて、いざ本を開いてみれば目次の前のページに

「この本は、ごご6時30分よりまえに、よんでください。
なぜ?
そうすると、6月31日に、きっと、あなたはてがみをうけとるでしょう。
えっ?」


というメッセージが。


主人公のロコちゃんは、かぎっ子です。

「かぎっ子」って言葉、もしかして死語でしょうか?

お母さんが働いていて、6時半になるまで帰ってこないので、学校から帰るといつも自分で鍵を開けて家に入るのです。

誰もいない家に帰るのが嫌で わざと学校の規則を破って掃除当番になったり、友だちの家に遊びに行ったりと、なんとか6時半まで時間をつぶそうと考える毎日。

でも、掃除当番をやりたいばかりに規則破りをしていることがクラスメイトにばれてしまい、もう誰も先生に言いつけてくれなくなりました。

ロコちゃんと一緒に掃除をするとなかなか終わらなくて、早く帰れないからです。

友だちの家に遊びに行こうにも、ロコちゃんは6時になっても帰らないので迷惑だと言われ、その日はとうとう時間をつぶすあてがなくなってしまいました。

遠回りをして公園や本屋やスーパーマーケットに寄り道してから ワカバ団地F4号3階の314号室まで帰ってきたものの、不思議なことに秘密の場所にしまっていたはずの鍵がドアの前に落ちていて、しかもその鍵は鍵穴に入りません。


「そのかぎは、ドアを、しめるためのかぎだよ。」


その時、鍵穴から聞こえてきた変な声が、奇妙な世界につながる合図でした。

ロコちゃんのランドセルから出てきたちっぽけな黒い犬は人間の言葉を話し、「ポレ」と名乗り、「ンロンコン。」と奇妙な呪文を唱えます。

冷蔵庫からはちっぽけなライオンやチンパンジーが飛び出し、たまごが割れてインコやフクロウやワニが出てきました。

さあ、ここからはもう 現実からズレまくった、頭がこんがらがりそうな言葉遊びと屁理屈のナンセンスワールドです。


当時はとにかく「ヘンな話」と思いつつ、中毒のように何度も借りて読んだのですが、おとなになって覚えていたのはタイトルと、「閉めるためにあるドアは開かない」とか「乗るための電車からは降りられない」とかいうおかしな言葉だけでした。

その上、主人公は男の子だと記憶違いをしているし、ほんと 昔の記憶ってあてにならないなぁと。

ただ、「のるでんしゃからはおりられない」という言葉に、主人公と同じように怖くなってドキドキしたのは鮮明に覚えています。

もしかして永遠に電車の中に閉じ込められたまま出られないんじゃないかという閉塞感に、息が詰まりそうでした。


で、30年以上経った今読み返してみると、ナンセンスなお話という印象は変わらないものの、かぎっ子の悲哀がじわじわと伝わってきて ちょっとびっくり。

子どもの頃は、とにかくヘンテコな筋運びにばかり気をとられ、そればかりが強烈に印象に残ったものです。


おかげで「6月31日6時30分」というタイトルが忘れられず、娘が小学生の頃にうろ覚えの内容を話したところ、娘も読みたいと言い出しました。

学校の図書室にはなかったので、司書の先生に この本のことを話したら、わざわざ遠くの図書館から取り寄せてくださったそうです。

「先生も読んでみたい」とおっしゃったそうで。


そういえば、あの頃、本を読み終えた娘に感想を聞いた覚えがないような…

今は高校生ですが、帰ってきたら当時の感想を聞いてみましょうか。


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[2014/08/28 16:26] 寺村輝夫 | トラックバック(0) | コメント(2) | @
夏休み
お久しぶりです。

自分一人なら残りものなどで簡単に済ませるところを、子どものために毎日昼食を用意しなければならない、一部(?)のお母さま方の間では「恐怖の夏休み」とも呼ばれる魔の季節です。皆さまいかがお過ごしでしょうか?

4時台に起きてお弁当作るより、毎日まともな昼食を作る方が苦にならないので、夏休みに入ってからというもの 私はむしろ楽させてもらってますが、高校生の娘はやたらと忙しそうです。

中学の頃より休みは短いのに、宿題はこれでもかというほど出され、加えて学校行事やクラブ活動もあって、あまり家にいません。

毎年、お盆の頃には私の実家で数日過ごしていたのが、今年は無理かも…


自分の高校時代を振り返って、なんてのんびりしてたんだろうと、ちょっと後ろめたくなったりします。

あの頃も大阪の公立高校はこんなに忙しかったのかな?

和歌山の公立がゆる過ぎたんでしょうか?

それとも今はどことも昔より忙しいのか…


いろいろと充実してて楽しそうなので、羨ましくもありますが。

果たして宿題を終わらせることができるのか?

面倒なレポート類や読書感想文がどうしても後回しになるんですよね~


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[2014/08/08 22:09] 徒然 | トラックバック(0) | コメント(0) | @
金の足のベルタ ―「年とったばあやのお話かご」より

年とったばあやのお話かご (ファージョン作品集 1)年とったばあやのお話かご (ファージョン作品集 1)
(1970/07/20)
エリナー・ファージョン

商品詳細を見る


「金の足のベルタ」は、エリナー・ファージョンの「年とったばあやのお話かご」の中の一編なのですが、子どもの頃 私が読んだのは 石井桃子訳の岩波書店版ではなく、阿部知二訳の講談社版でした。

原題を直訳すると「年とった乳母の靴下かご」となるところを、それではよくわからないだろうということで、訳者の阿部知二は 本書の中の一編のタイトルをとって「金の足のベルタ」としたそうです。(講談社版のあとがきより)

残念ながら、Amazonには講談社版の書誌データがありません。


もしもタイトルが「年とったうばのくつしたかご」だったなら、子どもの私が手に取ることはなかったでしょう。

岩波の「年とったばあやのお話かご」、これは 今の私の感覚だと素敵なタイトルだと思いますが、子どもの私だったらと思うとやはり 読む気になったかどうかは疑問です。

「金の足のベルタ」というキラキラした、不思議なタイトル(ベルタはたぶん女の子の名前だろうけど、なんで金の足?)に惹かれて図書室の本棚から引っ張り出してみれば、表紙は綺麗な金髪の少女がドレスの裾をつまんで駆けている、淡い色合いの これまたキラキラした絵で。 

一目惚れして何度も借りて読んだはずが、おとなになって思い出そうとしても 内容をさっぱり覚えていないのが不思議でした。

それでいて「金の足のベルタ」というタイトルと表紙の絵のことは覚えているのです。


どんなお話だったのか気になって探していたところ、去年、昔読んだのと同じ講談社版の「金の足のベルタ」をネット古書店で発見して購入。

三十数年ぶりに手に取った懐かしい本は、意外にも記憶にあるものより大きくてずっしりしていました。

この本こんなに大きかったっけ?!

子どもの頃読んだ本をおとなになってから見ると、記憶より小さく感じることはままありますが、逆は初めてです。


さて、内容は、四人の子どもたちの世話をしている乳母が、子どもたちが眠る前に 靴下の穴をかがりながらお話をするという、枠物語の体裁です。

お話は一晩にひとつ。靴下の穴をかがり終えるまでです。

乳母は手に取った靴下の穴を見て、その穴の大きさに見合った長さのお話をしてくれます。

子どもたちは長いお話が聞きたいばっかりに、時にはわざと靴下の穴を大きくすることも。


「年とったうば」「金の足のベルタ」「青いはすの花」「いばりやの王女」「人間て そんなにばかなのかしら」「イラザーデひめのベール」「ラップ人のリップ」「やねの木」「あのあなは かがれないよ」「中国のおひめさま」「金のわし」「ふたりのにいさん」「海の赤んぼう」


「年とったうば」はプロローグのようなもので、乳母がしてくれたお話は あとの十二話。


いったいどのくらい生きているのか誰も知らないという乳母は、まず 四人の子どもたちのおかあさんやおばあさんの乳母でもあったそうです。

そればかりか、グリム兄弟やインドの王子やスペインの王女、中国やペルシアの姫やスイスの女の子、イタリアの男の子にギリシアの女の子、ペルーの王さまにエジプトのスフィンクス、果てはネプチューンの乳母までしたことがあるらしいのです。


「金の足のベルタ」は、ドイツのライン河畔のお城に生まれたお姫さまのお話。

生まれたときの名付け式の贈りものに、ローレライからは右足を金に、ルンペルスチルツキン(ルンペルシュティルツヘン)からは左足の靴下にいつも穴が開くという魔法をかけられたベルタは、そんな足ではお嫁に行けないと心配した両親と乳母によって いつも長い靴下を履かされていました。

そればかりか、何度靴下を替えても 履くとすぐにかかとに大きな穴が開くものですから、それを隠すためにいつもブーツを履いていなくてはなりません。


「靴下にいつも穴が開いてる」って、なんだか地味な嫌がらせみたいな呪いで、いばら姫の百年の眠りみたいにドラマチックなものと比べると妙に所帯じみて聞こえるのですが、乳母が「小さなことだからといって、ゆだんはなりません」と言ったとおり、靴下の穴がきっかけでたいへんなことになっていきます。


ところが、不運だと思っていたことが幸運へと転じ、ローレライの贈りものの正体がわかった時の爽快感は格別。


「金の足のベルタ!ほら、金の足のベルタがいくよ!」


…こんな素敵なお話を、なぜ私は覚えていなかったのか?

もしかすると、不幸な境遇の娘が 王子さまや王さまに見初められてお妃になるというような典型的なシンデレラストーリーを期待していたので、実際の展開とのギャップについていけなかったとか?

お妃になるよりこっちのほうが断然楽しそうなのになぁ。

子どもの頃の自分のセンスが解りません。


「青いはすの花」は、癇癪持ちのインドの王子が魔法使いに命じて 自分の心臓を青いはすの花の中に隠してしまうお話。

池の真ん中に咲く青いはすの花と、それを守る白い象。

癇癪ではなく、初めて 悲しみのために涙を流した日、王子の癇癪は池の底に沈みました。


「イラザーデひめのベール」は、あまりにも美しすぎるため、世界の平和のために顔をベールで覆わなくてはならなくなったペルシアのお姫さまのお話。

なにしろ、イラザーデ姫を見た者は 正気でいられなくなり、姫の目が誰かを見ただけで その者に嫉妬し、切り殺してしまうほどなのです。

トロイのヘレンよりも美しいというイラザーデ姫は、今も世界のどこかで生きているに違いないと乳母は言います。


「うつくしいものは、けっしてほろびないのだから」


どのお話も、ちょっとした教訓を織り交ぜつつ、世界各地を舞台にした 民話のようなものあり、ファンタジーあり、かと思えば少女の初恋物語ありの、不思議でわくわくする物語集です。


講談社版の奥付を見ると、発行は昭和44年6月25日。

45年も前の本なのに、函も経年のわりに傷みが少なく、帯まで残っていてびっくりでした。


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[2014/07/08 17:46] エリナー・ファージョン | トラックバック(0) | コメント(0) | @
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