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<title>こどもの時間</title>
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<description>大好きな絵本や児童書を中心に、小説や漫画のこと、 日々の徒然などをのんびりまったり綴っています</description>
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<title>太陽の夫人Vol.２　錬金術師の館</title>
<description> 錬金術師の館 (太陽の夫人 Vol.2)(Best choice)「金の冠通り」の続編です。「金の冠通り」は主人公が誰なのか曖昧な印象でしたが、この「錬金術師の館」は間違いなくボナデアが主役。そして、前作とはうってかわって幻想的です。  グリーパンデル館に住む外国人　ツリアムの助手として働くことになったボナデアは、夢とも現ともつかない不思議な体験を重ねてゆきます。魔術師だと噂されていたツリアムは、実は錬金術師で、優秀な助
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<![CDATA[ <a href="http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/4828849017/kodomonojik01-22/ref=nosim/" target="_blank">錬金術師の館 (太陽の夫人 Vol.2)(Best choice)</a><br /><br /><a href="http://yukigahuru.blog113.fc2.com/blog-entry-175.html" target="_blank" title="「金の冠通り」">「金の冠通り」</a>の続編です。<br />「金の冠通り」は主人公が誰なのか曖昧な印象でしたが、この「錬金術師の館」は間違いなくボナデアが主役。<br />そして、前作とはうってかわって幻想的です。<br /> <br /> <br />グリーパンデル館に住む外国人　ツリアムの助手として働くことになったボナデアは、夢とも現ともつかない不思議な体験を重ねてゆきます。<br />魔術師だと噂されていたツリアムは、実は錬金術師で、優秀な助手を探していたのでした。<br />助手には、自由な魂と強い意志を具えた人間が必要だったのです。<br /> <br /> <br /> <br />何年も前に読んだ桐生操さんの著書の中に、中世ヨーロッパの錬金術師に関する記述があって、その時は単純に「金が作れるわけないじゃない」と思いました。<br />だって、金って元素ですよ…。<br /> <br />でも、錬金術師が研究していたのは何も金を作ることだけではなかったらしく。<br /> <br /> <br />錬金術とは、最も狭義には、化学的手段を用いて卑金属から貴金属（特に金）を精錬しようとする試みのこと。<br />広義では、金属に限らず様々な物質や、人間の肉体や魂をも対象として、それらをより完全な存在に錬成する試みを指す。<br />錬金術の試行の過程で、硫酸・硝酸・塩酸など、現在の化学薬品の発見が多くなされ、実験道具が発明された。<br />その成果は現在の化学にも引き継がれている。<br />歴史学者フランシス・イェイツは１６世紀の錬金術が１７世紀の自然科学を生み出した、と指摘した。（Wikipediaより）<br /> <br /> <br />…ということらしいです。<br /> <br />このお話の錬金術師ツリアムが狂おしいほど求めていたのは、黄金ではなく知識でした。<br />金属としての金を「死んだ金」と呼び、「生きた金」が欲しいと言います。<br /> <br /> <br /><i>「死んだ金が何だというのだ。<br />わたしのほしいのは生きた金だ……炎の魔術だ。<br />人間のおろかさと、人間の病をいやす最高の知識だ。」</i><br /> <br /> <br />そんな学者肌のツリアムですが、研究には莫大な資金が必要なため、金を作ることを条件に市会議員のクリンコスから出資を受けています。<br /> <br /> <br />館の地下室には様々な書物や実験器具が並び、壁には「太陽を飲み込む緑の獅子」の絵が飾られ、まさに錬金術師の研究室といった風情。<br /> <br />ここでボナデアが体験するのは、信じられないことばかり。<br /> <br />ある時は、研究室から一歩も出ていないのに、いつの間にか巨大な岩壁のふもとにいて、その岩棚に作られた火のハゲタカ（不死鳥のこと？）の巣から卵をとってきたり、<br /> <br />またある時は、炎の中で仔猫のように戯れ、お互いの尻尾を噛み合うサラマンデル（火蜥蜴）を見たり…。<br /> <br /> <br />そして、クリンコスに催促されたツリアムが金を作ろうと危険な実験に及んだ夜、事故が起き、ボナデアの魂は身体から離れて宇宙を漂い、地球を俯瞰するのでした。<br />これは、実験の最中にボナデアが直感的に「いけないことだ」と覚り、ツリアムに言われたこととは逆のことをしたためです。（ツリアムはそのことを知りません）<br /> <br /> <br />やがて、「帰りたい」と強く願ったボナデアの魂は無事に身体に戻りますが、その時、ツリアムは両眼を失っていました。<br />が、金を作ることに失敗し、自身は両眼を失ったにも拘らず、ツリアムはなぜか満足そうです。<br /> <br /> <br /><i>「わたしは、ついに追い求めてきたことを達成したのだ。天の炎の魔法だ。<br />終わってみれば、なんとかんたんなことだったんだ。すべては光だ。<br />これは説明不可能な真実だ。言葉では表現できない。」</i><br /> <br /> <br />彼は両眼を代償に、追い求めていた真理に限りなく近づいたのかもしれません。<br /> <br /> <br />ボナデアが最後まで言われた通りにやっていればこんなことには…と、ツリアムが気の毒になりましたが、もしかすると、実験が成功していたら二人の命はなかったのかもしれないと、ふと思いました。<br /> <br />ツリアムは「意志の力なしには、誰も魂を繋ぎとめておくことはできない」とも言っていましたが、意志の強いボナデアだからこそ帰ってこられたのかもしれません。<br /> <br /> <br /> <br />結局、この巻でもボナデアが何者なのかはわからず終いでしたが、グリーパンデル館に移る前はパン屋の屋根裏部屋に住んでいたことと、船乗りの恋人がいることだけはわかりました。<br />年齢が書かれていないもので、私は漠然と１１、２歳くらいかな～と思っていたのですが、恋人がいるというなら１４、５歳といったところでしょうか。<br /> <br /> <br />「金の冠通り」でハルテル家のお父さんがしてくれたお伽噺は、ツリアムとボナデアのことだったようです。<br /> <br /> <br />そのハルテル家では、お母さんのエマが病に倒れ、しばらくの間　子どもたちと離れて暮らすことになりました。<br /> <br /> <br />この巻でも、例の実験の後でボナデアが思いついたこととか、伏線らしきものが見られるのに、続きは読めないんですよねぇ…。<br /> <br />例の殺人事件の犯人もわかっていないし、エマがちゃんと子どもたちのところへ帰ってくるのかとか、クルッレさん一家のその後とか、ツリアムと忠実な召使いグンナの行方とか、気になることは多々あります。<br /> <br />シリーズのタイトル「太陽の夫人（ソーラ夫人）」は、やっと、子どもたちの遊びの中に名前が出てきました。<br /> <br /> <br /> <br />同じ福武書店から出ていた荻原規子さんの勾玉三部作は、勾玉という共通点はあるものの時代が違っていて、それぞれ独立した作品として読んでも何ら不都合はなかったのですが、この「太陽の夫人」は、完結編を読んでみないことには評価し難いです。<br />物語がどういう方向に向かっているのか、まるで見えてきません…。<br /> <br /> <br />参考までに、巻末の　日本の読者に向けた作者リリウスのメッセージの一部を。<br /> <br /> <br /><i>「わたしは、ボナデアがこれから、だれも経験することのないような、偉大な運命を生きていくように思えます。」</i><br /><br /><table> <br /><tr><td><a href="http://blogranking.fc2.com/in.php?id=196391" target="_blank"><img src="http://blog113.fc2.com/y/yukigahuru/file/b_03.gif" alt="ブログランキングに参加しています。お気に召しましたらぽちっとお願いいたします。" border="0"></a><br clear="all"></a></td><td><a href="http://kutsulog.net/cat04-1.php?id=62791" target="_blank"><img src="http://blog113.fc2.com/y/yukigahuru/file/blu88x15_d.gif" alt="くつろぐブログランキング参加中。お気に召しましたらぽちっとお願いいたします。" border="0"></a><br clear="all"></a></td><td><a href="http://book.blogmura.com/picturebook/"target="_blank"><img src="http://book.blogmura.com/picturebook/img/picturebook88_31.gif" width="88" height="31" border="0" alt="にほんブログ村ランキング参加中。お気に召しましたらぽちっとお願いいたします。" /></a></td><td></td><td></td><td></td><td></td></tr></table> ]]>
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<dc:subject>イルメリン・サンドマン・リリウス</dc:subject>
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<dc:creator>asagi</dc:creator>
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<title>太陽の夫人Vol.１　金の冠通り</title>
<description> 金の冠通り (太陽の夫人 Vol.1)(Best choice)１９世紀末のフィンランド、架空の港町ツーラバルを舞台にした「太陽の夫人」三部作の一作目です。 架空の町とはいっても、作者リリウスが暮らしていた町がモデルのようで、時代こそ少々違いますが、人々の暮らしぶりは実際にこんな感じだったのでしょう。 「ムッドレのくびかざり」のようなファンタジーではなく、北欧の厳しくも美しい自然や、その中での子どもたちの日常がリアルに描
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<![CDATA[ <a href="http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/4828813926/kodomonojik01-22/ref=nosim/" target="_blank">金の冠通り (太陽の夫人 Vol.1)(Best choice)</a><br /><br />１９世紀末のフィンランド、架空の港町ツーラバルを舞台にした「太陽の夫人」三部作の一作目です。<br /> <br />架空の町とはいっても、作者リリウスが暮らしていた町がモデルのようで、時代こそ少々違いますが、人々の暮らしぶりは実際にこんな感じだったのでしょう。<br /> <br />「ムッドレのくびかざり」のようなファンタジーではなく、北欧の厳しくも美しい自然や、その中での子どもたちの日常がリアルに描かれています。<br /> <br /> <br />ところで、三部作とはいうものの、実は完結編である三作目が出ていません。<br />１９９０年５月に２の「錬金術師の館」が出て、その巻末には３の「夜の馬」が「同年７月刊行予定」と書かれているので、その時点で訳は上がっていたと思うのですが…。<br />福武書店から出ていたシリーズなので、ベネッセコーポーレーションに社名が変わった後、児童書の出版から撤退したことで、３は出ないままとなってしまったのかもしれません。<br />せめてこういった続きものは、完結編を出してから撤退してほしかった！と、切に思います。<br /> <br />完結編の邦訳が出ていないシリーズではありますが、２まで読んだ私が不憫なので（笑）、あらすじだけでも紹介しておこうと思います。<br /> <br /> <br />サンナ、シーリャ、シセラのハルテル家の三姉妹は、金の冠通りの小さな家に、両親と兄と共に暮らしています。<br />お父さんは船乗りでしたが、頭に大怪我をして帰ってきてから、怪我が治った後も自分の身の回りの世話さえひとりでは出来なくなりました。<br />お母さんは、よその家の洗濯やこまごまとした用事を引き受けて、生活を支えています。<br /> 兄のステファンは、今は雑貨屋の店員をしているけれど、どんな仕事も長続きした例がない困り者。<br /> <br />そういった事情ですから、暮らしは当然貧しいのですが、子どもたちに卑屈なところは全く見られません。<br /> <br />三姉妹の友だちである孤児の少女ボナデアもそれは同じで、いつも笑顔で堂々としています。<br /> <br /> <br /> <br />フィンランドといえば、白夜やオーロラ、昔読んだトペリウスの童話などのイメージからお伽の国のように思っていましたが、少しの油断が死に繋がるような厳しい自然環境も、このお話には描かれています。<br /> <br /> <br />天気の良い日に遊びに出かけたシーリャとシセラが、帰りは吹雪に遭って危うく遭難しかけたり、兄のステファンが薪を買いに行くのを忘れたせいで、三姉妹が家の中で凍死するかもしれないという恐怖に見舞われたり。<br /> <br /> <br />土地柄、そういった危険とは常に隣り合わせではあるものの、町中が顔見知りのような平和な田舎町で起きた税関署長殺人事件は、あっという間に噂が広がり、様々な憶測を呼びます。<br />殺人の疑いをかけられた税関署員のクルッレさんは身を隠し、彼の息子クルルラッセの友人であるステファンは、クルッレさん一家を船で逃がそうと奮闘するのでした。<br /> <br /> <br />結局、この巻では誰が真犯人かわからないまま、クルッレさん一家を逃がすことには成功したものの、ステファンが家族にひたすら迷惑をかけたという話でした…。<br /> <br />もっとしっかりしろよ、兄ちゃん…と思ってしまった。<br />人助けもいいけれど、それで自分の家族を窮地に陥れてどうする！<br />妹たちのほうがよっぽど家族思いのしっかり者でした。<br /><br /><br /><br />グリーパンデル館に住む謎の外国人、魔法を使うと噂されるツリアムや、謎といえばほんとに謎だらけのボナデアの正体が気になります。<br />孤児だというけれど、いったいどこに住んでいるのか？<br />シーリャとシセラが避難小屋にいることをどうしてか知って、ハルテル家に伝えに来たり、市長さんと親しそうで、道案内をしたりお遣いを頼まれたり、ほんとに不思議な女の子です。<br /><br /><br />三姉妹のお父さんが娘たちとボナデアにしてくれた意味ありげなお伽噺にはツリアムが登場したし、伏線と思われる箇所が多く見られる巻でした。<br />シリーズのタイトルにもなっている「太陽の夫人（ソーラ夫人）」は、まだ影も形も見えてきません。<br /><br /><br />さて、次巻で話がどこまで展開するでしょうか…。<br /><br /><table> <br /><tr><td><a href="http://blogranking.fc2.com/in.php?id=196391" target="_blank"><img src="http://blog113.fc2.com/y/yukigahuru/file/b_03.gif" alt="ブログランキングに参加しています。お気に召しましたらぽちっとお願いいたします。" border="0"></a><br clear="all"></a></td><td><a href="http://kutsulog.net/cat04-1.php?id=62791" target="_blank"><img src="http://blog113.fc2.com/y/yukigahuru/file/blu88x15_d.gif" alt="くつろぐブログランキング参加中。お気に召しましたらぽちっとお願いいたします。" border="0"></a><br clear="all"></a></td><td><a href="http://book.blogmura.com/picturebook/"target="_blank"><img src="http://book.blogmura.com/picturebook/img/picturebook88_31.gif" width="88" height="31" border="0" alt="にほんブログ村ランキング参加中。お気に召しましたらぽちっとお願いいたします。" /></a></td><td></td><td></td><td></td><td></td></tr></table> ]]>
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<dc:subject>イルメリン・サンドマン・リリウス</dc:subject>
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<dc:creator>asagi</dc:creator>
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<title>Cotton</title>
<description> Cotton (POPLARコミックス)(2003/10)紺野 キタ商品詳細を見るあのころのつくろうことのない苛立ちまっすぐな怒りはどこにいっちゃったんだろう   恋人と別れたばかりのＯＬ　奈月と、繊細すぎる感性に翻弄され誰とも打ち解けられない高校生　理子の、これは、友情というより恋にも似た、魂のふれあいの物語。  雨の中、交差点で信号待ちをしていた理子に自分の傘を押し付けて走り去った見ず知らずの女性は、なぜか泣いていた…。 そ
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<![CDATA[ <table style="width:75%;border:0;" border="0"><tr><td style="border:none;" valign="top" align="center"><a href="http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/4591078795/kodomonojik01-22/ref=nosim/" target="_blank"><img src="http://ecx.images-amazon.com/images/I/41QqpUTHhdL._SL160_.jpg" alt="Cotton (POPLARコミックス)" border="0"></a></td><td style="padding:0 0.4em;border:0;" valign="top"><a href="http://blog.fc2.com/goods/4591078795/kodomonojik01-22" target="_blank">Cotton (POPLARコミックス)</a><br />(2003/10)<br />紺野 キタ<br /><br /><a href="http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/4591078795/kodomonojik01-22/ref=nosim/" target="_blank">商品詳細を見る</a></td></tr></table><br /><span style="font-size:large;">あのころの<br />つくろうことのない苛立ち<br />まっすぐな怒りは<br />どこに<br />いっちゃったんだろう</span><br /> <br /> <br /> <br />恋人と別れたばかりのＯＬ　奈月と、繊細すぎる感性に翻弄され誰とも打ち解けられない高校生　理子の、これは、友情というより恋にも似た、魂のふれあいの物語。<br /> <br /> <br />雨の中、交差点で信号待ちをしていた理子に自分の傘を押し付けて走り去った見ず知らずの女性は、なぜか泣いていた…。<br /> <br />その女性　奈月は、姉の結婚式でいつかの高校生に再会し、彼女が姉の結婚相手の妹だと知る。<br /> <br />「家の中に他人の物があるのって気持ち悪いから」と、奈月の家まで傘を返しに来た理子は、なぜかそれ以降、奈月につきまとうようになる。<br /> <br />理子の行動に戸惑いを覚えつつも、警戒心の強い猫に懐かれたような心境で、徐々に絆されていく奈月。<br /> <br />ところが、ある日、姉が理子の両親から奈月あてに預かってきた「お礼」のせいで、理子を怒らせてしまう。<br /> <br /> <br /> <br />まるで抜き身の刃物のような感性を持った理子は、さぞかし生き難かろうと思う。<br />でも、理子ほどではないにしても、誰もが多かれ少なかれそういう部分を持っているもの。<br />ただ理子と違うのは、自分のいちばん弱いところを無防備に曝したりしないし、自分が傷つかずに済む術を知っていて、もっと器用に立ち回る。<br /> <br /> <br /><i>思春期の女の子が　こんなに難しいものだったなんて<br /> <br />私も　この年になるまでに　そういう季節を<br />確かに　通りすぎてきたはずなのに<br /> <br />どうして　忘れてしまうんでしょうね</i><br /> <br /> <br />…とは、理子の母親が奈月に言った言葉だけれど、<br />ほんとにね。どうして忘れてしまうんだろう？<br /> <br />母親よりはずっと理子に近い年齢の奈月でさえ、理子に出会って初めて「私も昔はそんな表情をしていたのだろうか」と、懐かしくてせつない気持ちになるのだから、私の歳では尚更　仕方ないことかもしれないけれど。<br /> <br /> <br /> <br />理子の奈月への執着は、まるで「ライナスの毛布」のようだと思う。<br />子どもが、おとなになる途中のどこかで必ず手離すそれと同じように、理子にとっての奈月の存在も、いつか「ライナスの毛布」から「対等な友人」へと変わるのだろうか？<br /> <br />描き下ろしの後日談を読む限り、少々心配ではある（笑）<br /> <br /> <br /> <br />それにしても、「スキ」だの「キライ」だのって泣きながらの大ゲンカ、子どもの頃でさえした覚えがないよ…。<br />この本を読んでいる途中、そのことがとても残念で、もったいないことに思えた。<br /><br /><br /><br />「夜の童話」と同じ、この本も描き下ろし以外は全て初出が同人誌。<br />表題作以外では、「生物Ⅰ」という短編がいちばん好き。<br />いじめられっ子の少年の言葉に、青木景子さんの「恋人へ」という詩を思い出した。<br /><br /><table> <br /><tr><td><a href="http://blogranking.fc2.com/in.php?id=196391" target="_blank"><img src="http://blog113.fc2.com/y/yukigahuru/file/b_03.gif" alt="ブログランキングに参加しています。お気に召しましたらぽちっとお願いいたします。" border="0"></a><br clear="all"></a></td><td><a href="http://kutsulog.net/cat04-1.php?id=62791" target="_blank"><img src="http://blog113.fc2.com/y/yukigahuru/file/blu88x15_d.gif" alt="くつろぐブログランキング参加中。お気に召しましたらぽちっとお願いいたします。" border="0"></a><br clear="all"></a></td><td><a href="http://book.blogmura.com/picturebook/"target="_blank"><img src="http://book.blogmura.com/picturebook/img/picturebook88_31.gif" width="88" height="31" border="0" alt="にほんブログ村ランキング参加中。お気に召しましたらぽちっとお願いいたします。" /></a></td><td></td><td></td><td></td><td></td></tr></table> ]]>
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<dc:subject>紺野キタ</dc:subject>
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<title>ゆびぬき小路の秘密</title>
<description> ゆびぬき小路の秘密 (福音館文庫 S 53)(2008/03)小風 さち商品詳細を見る 作者の名前を知らないまま読んでいたら、外国の児童文学の翻訳だと思い込んだかもしれません。タイムスリップを扱った児童文学の中では、私の知る限りフィリパ・ピアスの「トムは真夜中の庭で」が最高傑作だと思っていますが、この本も期待以上に面白かったです。  時は１９６０年代のイギリス。１１歳の少年バートラムがサウスウッドの町に引っ越してきた
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<![CDATA[ <table style="width:75%;border:0;" border="0"><tr><td style="border:none;" valign="top" align="center"><a href="http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/483402332X/kodomonojik01-22/ref=nosim/" target="_blank"><img src="http://ecx.images-amazon.com/images/I/514FHA6b9kL._SL160_.jpg" alt="ゆびぬき小路の秘密 (福音館文庫 S 53)" border="0"></a></td><td style="padding:0 0.4em;border:0;" valign="top"><a href="http://blog.fc2.com/goods/483402332X/kodomonojik01-22" target="_blank">ゆびぬき小路の秘密 (福音館文庫 S 53)</a><br />(2008/03)<br />小風 さち<br /><br /><a href="http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/483402332X/kodomonojik01-22/ref=nosim/" target="_blank">商品詳細を見る</a></td></tr></table><br /> 作者の名前を知らないまま読んでいたら、外国の児童文学の翻訳だと思い込んだかもしれません。<br />タイムスリップを扱った児童文学の中では、私の知る限りフィリパ・ピアスの「トムは真夜中の庭で」が最高傑作だと思っていますが、この本も期待以上に面白かったです。<br /> <br /> <br />時は１９６０年代のイギリス。<br />１１歳の少年バートラムがサウスウッドの町に引っ越してきたところから、物語は始まります。<br /> <br /> <br />散歩の途中で見つけた「ゆびぬき小路」の古着屋で、バートラムがお母さんに買ってもらった濃いグレーのコートには、ひとつだけ違うボタンが付いていました。<br />いぶし銀のような光沢のそのボタンは、不思議なことに五つ穴で、ボタンを留める糸が一筆書きの星の形に通っているのです。<br />そのコートは、ゆびぬき小路のいちばん奥で店を営む、頑固で偏屈だけれど腕は確かな仕立屋　ロザムンド・ウェブスターが仕立てたものでした。<br /> <br /> <br />不思議なボタンの力で、バートラムは度々　過去のゆびぬき小路に迷い込みます。<br /><br />以下、ネタバレありですのでご注意を。<br />全部バラしているわけではありませんが、この本は、前知識なしで読んだほうが断然面白いです。<br /><br /><br /> <br /> <br /> <br />五つ穴のボタンは五個でひと組。<br />仕立屋ウェブスターに代々伝わる宝物でした。<br /> <br />そんな大切なものを、ロザムンドはなぜ次々と手放したのか？<br /> <br />バートラムにも、そして読み手にもさっぱり解らなかったその理由を彼女が語った時、言葉のひとつひとつが胸に沁みました。<br /> <br /> <br /><i>「仕事というのは、自分にとっていちばん大切なものを使うこと」<br /> <br />「それは、わたしが服を仕立てるときに、わたしが服にこめるもの。<br />わたしの愛情や、忍耐や、努力のことさ。<br />仕立てに使うわたしの時間と、仕立屋として生きてきた、すべての時間のことさ」<br /> <br />「大切なものほど、手放さなければならないんだよ」</i><br /> <br /> <br /> <br />ところで、バートラムが過去のゆびぬき小路で出会った人の中に、窓ふきを仕事にするエイドリアンという青年がいます。<br />バートラムの生きる現在では、彼は駅の裏に住みつく年老いた浮浪者。<br /> <br /> <br />ロザムンドと同じ、仕立屋の子どもに生まれながら、「自分には不向きだ」と早々に諦めてしまったエイドリアンと、職人気質の仕立屋ロザムンドとは実に対照的です。<br /> <br /> <br />ロザムンドだって最初から腕の良い仕立屋だったわけではありません。<br />むしろ母親に「能なしの頑固者」と言われるほど不器用で、自分でも「仕立屋なんかになりたかない」と言っていました。<br /> <br /> <br /><i>「わたしはただ、わたしにとっての幸せが、一枚の布を一着の服に仕立てることだということを、受け入れただけなのです。」</i><br /> <br /> <br />不器用であっても裁縫が嫌いなわけでは決してなく、母親と喧嘩して家を飛び出した後、一人きりで縫い方のおさらいをしていた女の子は、一流の腕を持つ仕立屋になりました。<br /> <br /> <br />ロザムンド・ウェブスターの仕立てたコートの着心地を、ある人物が回想するこのくだりが素晴らしい。<br /> <br /><i>「手を通すと流れるように滑って体を包み、ふんわりとゆるいほどに体になじみ、一定の心地よいリズムでなめらかにボタンがとまったものだ。<br />こう、するっ、するっ、するっと」</i><br /> <br />まるで自分がその服に袖を通しているような気がして、うっとりします。<br />きっと、着ているだけで幸せになれる類の服なのでしょう。<br />こんなコートを一着持てたら…と、思ってしまいました。<br /> <br /> <br /> <br />対して、<br /> <br /><i>「窓ふきなんて、つまらねえな。ふいてもふいても、窓の外っ側にいるばかりでよ。<br />どんなに磨いたって、むこうにはいることはできねえんだ」</i><br /> <br />と言いながら、たいした稼ぎにはならない窓ふきを続けるエイドリアン。<br /> <br /> <br />少年と頑固な仕立屋のおばあさんの奇妙な交流が主題のように見えて、その実、作者がいちばん書きたかったのは、ロザムンド・ウェブスターとエイドリアンの生き方の対比ではないかと思います。<br />最後のほうなど、エイドリアンが主役に見えました。<br /> <br /> <br />住んでいた長屋が取り壊されることになり、住む所を失ったのを手始めに、不運が不運を呼び、坂道を転がり落ちていくような有様のエイドリアンを、バートラムの目線で追っていくうち、<br />止める術がないことがもどかしく、いたたまれない気持ちにさせられます。<br /><br />取り返しがつかなくなる前に、どうしてもっとまともな仕事を探さなかったのかとか、「自分にも仕立ての腕があれば」と思うのなら、父親が生きているうちにどうしてちゃんと教えてもらわなかったのかとか…。<br /><br /><br />何もかも失くしたかに見えたエイドリアンのたったひとつの宝物が、あの仕立屋ウェブスターに伝わる五つ穴のボタンだったというのが、なんとも皮肉でした。<br />ボタンは、父親が遺した最後の布でロザムンドに仕立ててもらった上着に縫い付けられていたのです。<br /><br /><br /><br /><br />不思議なボタンに仕立屋の手が加わって過去と現在を繋ぐという設定が面白く、読み応えがあります。<br />現在に帰ってきたバートラムと、全てを聞いた後のロザムンドとの会話がしみじみと味わい深い、良い作品でした。<br /><br /><br />でも、一度　五星形に縫い付けられた五つのボタンを、もう一度全部揃えた時に何が起こるのか　知りたかったなぁと、ちょっと残念に思います。<br />もう決して誰にも揃えることはできないから、余計に。<br /><br /><table> <br /><tr><td><a href="http://blogranking.fc2.com/in.php?id=196391" target="_blank"><img src="http://blog113.fc2.com/y/yukigahuru/file/b_03.gif" alt="ブログランキングに参加しています。お気に召しましたらぽちっとお願いいたします。" border="0"></a><br clear="all"></a></td><td><a href="http://kutsulog.net/cat04-1.php?id=62791" target="_blank"><img src="http://blog113.fc2.com/y/yukigahuru/file/blu88x15_d.gif" alt="くつろぐブログランキング参加中。お気に召しましたらぽちっとお願いいたします。" border="0"></a><br clear="all"></a></td><td><a href="http://book.blogmura.com/picturebook/"target="_blank"><img src="http://book.blogmura.com/picturebook/img/picturebook88_31.gif" width="88" height="31" border="0" alt="にほんブログ村ランキング参加中。お気に召しましたらぽちっとお願いいたします。" /></a></td><td></td><td></td><td></td><td></td></tr></table> ]]>
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<dc:subject>小風さち</dc:subject>
<dc:date>2009-11-09T16:22:09+09:00</dc:date>
<dc:creator>asagi</dc:creator>
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<title>青い鳥</title>
<description> 新型インフル大流行ですね。うちの娘の通う小学校でも学年閉鎖が続き、今週はついに娘のクラスも学級閉鎖…。この一週間ずーっと家で過ごした娘は、ビーズ手芸に励んでおりました。最初に私に青い鳥を作ってくれた後、更に作ったこの二羽はお友だちにあげるそうです。もとから乏しい私の集中力は一人きりの時しか発揮できず、本の感想はおろかメールの返信すらろくにできないので、せめてこの子たちを置いていきます～皆さま、イン
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<![CDATA[ <a href="http://blog-imgs-35.fc2.com/y/u/k/yukigahuru/aoitori.jpg" target="_blank"><img src="http://blog-imgs-35.fc2.com/y/u/k/yukigahuru/aoitori.jpg" alt="青い鳥" border="0" width="357" height="240" /></a><br /><br />新型インフル大流行ですね。<br /><br />うちの娘の通う小学校でも学年閉鎖が続き、今週はついに娘のクラスも学級閉鎖…。<br />この一週間ずーっと家で過ごした娘は、ビーズ手芸に励んでおりました。<br />最初に私に青い鳥を作ってくれた後、更に作ったこの二羽はお友だちにあげるそうです。<br /><br /><br />もとから乏しい私の集中力は一人きりの時しか発揮できず、本の感想はおろかメールの返信すらろくにできないので、せめてこの子たちを置いていきます～<br /><br /><br />皆さま、インフルにはくれぐれも気をつけてお過ごしください。<br /><br /><a href="http://blog-imgs-35.fc2.com/y/u/k/yukigahuru/aoitori2.jpg" target="_blank"><img src="http://blog-imgs-35.fc2.com/y/u/k/yukigahuru/aoitori2.jpg" alt="青い鳥２" border="0" width="353" height="233" /></a><br /><br /><table> <br /><tr><td><a href="http://blogranking.fc2.com/in.php?id=196391" target="_blank"><img src="http://blog113.fc2.com/y/yukigahuru/file/b_03.gif" alt="ブログランキングに参加しています。お気に召しましたらぽちっとお願いいたします。" border="0"></a><br clear="all"></a></td><td><a href="http://kutsulog.net/cat04-1.php?id=62791" target="_blank"><img src="http://blog113.fc2.com/y/yukigahuru/file/blu88x15_d.gif" alt="くつろぐブログランキング参加中。お気に召しましたらぽちっとお願いいたします。" border="0"></a><br clear="all"></a></td><td><a href="http://book.blogmura.com/picturebook/"target="_blank"><img src="http://book.blogmura.com/picturebook/img/picturebook88_31.gif" width="88" height="31" border="0" alt="にほんブログ村ランキング参加中。お気に召しましたらぽちっとお願いいたします。" /></a></td><td></td><td></td><td></td><td></td></tr></table> ]]>
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