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明治開化 安吾捕物帖
明治開化  安吾捕物帖 (角川文庫)明治開化 安吾捕物帖 (角川文庫)
(2008/06/25)
坂口 安吾

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監督・水島精二、脚本・會川昇でアニメ化されると聞いて興味を持った作品。(お二人は「鋼の錬金術師」一期アニメのスタッフ)


タイトル通り 明治時代中期を背景に、タイトルとは違って 結城新十郎という洋行帰りの名探偵が難事件を解決する 全20編の連作短編集で、本書には その内の8編が収められている。


ドラマ化もされていて、1973年から1974年にかけて「新十郎捕物帖・快刀乱麻」のタイトルで放映されたという。

Wikipediaであらすじやキャストを見てみると とても面白そうなのに、朝日放送には最終回分のテープしか保存されていないのだそうだ。

当時、カラーのビデオテープは高価だったため、一回放送した後はその上に重ね撮りしていたというから、はなっから再放送など考えていなかったということか。もったいない。



この作品、ちょっと変わっているのは、新十郎が事件を解決する前に勝海舟の推理が入るところである。

氷川の屋敷で悠々自適の隠居生活を送る海舟のもとへ、推理マニアの剣術使い 泉山虎之介が訪れる。

結城新十郎の右隣に住む虎之介は、これまた左隣に住む戯作者 花迺屋因果(はなのや いんが)と共に、新十郎が警察の要請を受ける度に 付いて行っては奇怪な事件に遭遇し、新十郎の鼻を明かすべく海舟の智恵を借りに来るのである。

海舟は安楽椅子探偵の如く、虎之介のもたらす情報のみで犯人を推理し、それはなかなか理に適ってもいるのだが、毎度 新十郎によって覆される。

虎之介の話を聞くだけの海舟と、現場に出ている新十郎とでは そもそも勝負にならないと思うのだが、毎度律儀に負け惜しみを言う海舟が微笑ましくもあり、たまには番狂わせで海舟の推理が当たったりすると面白いのになーと思う。

読者は予め「海舟の推理は外れている」と知っているため(最初の「読者への口上」にそう書いてある)、海舟の推理が披露されたところで一旦立ち止まって、再度、用意された推理のタネをこねまわすのである。

凝ったトリックを楽しむ本格的な推理小説とは違い、気軽に推理を楽しめるように作られている。


そして、時には、自分の推理通りであったかどうかだけを確認して 犯人を見逃す新十郎に 共感を覚えたりもする。現実では許されないと知りつつも。

「私は警官ではないのです。別に犯人をあげたいとは思いませんが、私の性分として、犯人を知らなければならないのです」


コ○ンだったらそうは言わない(笑)



肝心のアニメ「UN-GO 」は観ないまま終わったが、そのうちケーブルテレビか何かで再放送してくれるかも…と、ボーっと待っている。


公式サイトによると、時代設定は近未来で、登場人物にも大胆なアレンジが加えられていて、かなり面白そうなんである。


アニメを観る前に、本書に収録されていない短編も全部読みたいが…

全編収録していたと思われる ちくま文庫の「坂口安吾全集」12と13は残念ながら絶版。


坂口安吾全集〈12〉 (ちくま文庫)

坂口安吾全集〈13〉明治開化安吾捕物帖 (ちくま文庫)


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[2012/01/20 17:10] 坂口安吾 | トラックバック(0) | コメント(2) | @
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