ポビーとディンガン
ポビーとディンガンポビーとディンガン
(2000/12)
ベン ライス

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「ポビー」と「ディンガン」というのは、アシュモルの妹ケリーアンの友だちです。
ただし目には見えません。(たぶん)ケリーアンにしか見えない、男の子と女の子です。



アシュモルはいつも、そんな妹の空想癖を疎ましく思っていました。
だから、ケリーアンが「ポビーとディンガンがいなくなった」と騒ぎ出した時も、相手にしなかったのです。



でも、ついには病気になり、日に日に弱っていくケリーアンを見かねて、アシュモルはポビーとディンガンを探し始めました。
捜索願のポスターを作り、町の人たちに呼びかけて。
最初はバカにしていた町の人たちも、そのうち本気でポビーとディンガンを探し始めます。


オパール鉱山のある町、オーストラリアのライトニング・リッジ。
一攫千金を夢見てやって来た人たちが集うその町に、
その日、いつもは朝から聞こえるはずの採掘機の音も、トラックの渋滞もなく。


町中の人々が採掘をやめ、ポビーとディンガンを探していたのでした。



「アシュモル!みんなでがんばってさがしてるとケリーアンに伝えてくれよ!」



このお話は、誰にでも「これ、いいよ!」と言って薦められるものではなく、人によって、かなり評価が分かれるだろうと思います。
私自身、このお話が好きかと聞かれれば、嫌いではないけれど、はっきり「好きだ」とは答えられません。



ポビーとディンガンは、架空の友だちなどではありませんでした。
ちゃんと存在したのです。


では、彼らはいったい何者だったのか?
そんな説明は一切ありません。


ただ、読み終えた時、「見える」とか「見えない」とか、「信じる」とか「信じない」とか、そんなものを超えたもっと向こうに、とても大切なものがあるような気がして。
なのに、どうにもその大切なものを掴み損ねたような、消化不良のような、そんなもやもやが自分の中に残ってしまったのでした。



この本は、海外では「21世紀の星の王子さま」と言われたそうですが、もしも「星の王子さま」のような内容を期待して読んだなら、「えっ?」と思うかもしれません。
「ほんとうに大切なものは目には見えない」という星の王子さまの言葉に、この物語との共通点を見出してのことと思いますが、私にはどうもしっくりこないのです。
これから読んでみようという方がいらっしゃるなら、「星の王子さま」も含め、帯の惹き句にとらわれず、先入観なしで読み始めることをお勧めします。


最後に、物語の結びの、印象深いアシュモルの言葉から



笑いたいなら笑えばいい。ぼくはちっともかまわない。
なぜってそいつらはみんな、なかなか目には見えないものを信じることも、
さがしてもさがしても見つからないものを
さがし続けることも知らないトンチキなんだから。



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テーマ:児童書 - ジャンル:本・雑誌

[2008/02/12 16:45] ベン・ライス | トラックバック(0) | コメント(0) | @
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