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蟲師 続章
年明けすぐの嬉しかったこと。

「蟲師」の新作アニメが4月から始まるそうです。

「蟲師 続章」公式サイト


私も娘も、この原作漫画が好きで好きで…

最終巻の感想はこちらから→「蟲師」降幕


アニメの出来がまた素晴らしくて、作画はもちろん、まさかの英語の歌詞だったオープニングも 毎回違うエンディングも大好きでした。

原作のイメージを壊すことなく、それを更に奥行きのあるものにしたような、それはそれは美しいアニメでした。

あれをまた観られる!

4月が待ち遠しいです。



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テーマ:アニメ - ジャンル:アニメ・コミック

[2014/01/16 17:28] 漆原友紀 | トラックバック(0) | コメント(6) | @
漆原友紀「水域」
水域(上) (アフタヌーンKC)水域(上) (アフタヌーンKC)
(2011/01/21)
漆原 友紀

商品詳細を見る


日照り続きのその年の夏休み、中学三年生の千波は、部活の最中に校庭で倒れ 気を失っている間に不思議な夢を見る。


夢で目覚めた場所は川のほとりで、そこでは雨が降っていた。

久しぶりの雨と 水量豊かな美しい川と。

嬉しくなって川に飛び込み、ひとしきり泳いで顔を上げれば、川の向こうに村が見えた。


その日を境に、千波は度々その村の夢を見るようになる。


そこで出会ったのは「澄夫(スミオ)」という少年と、澄夫の父親だという老人の二人きり。


村のそこかしこに人の気配はあるのに、二人以外の誰の姿も見えない。


雨の降らない現実の街と、雨の降り続く夢の村を行き来するうち、千波はあることに気付くのだった。


私の夢 なんかじゃない
私がいない間も この世界はあって スミオ達は ここに住んでるんだ




水底に沈んだ村の記憶が、千波の夢と 酷暑の夏をきっかけに 母と祖母の中に蘇り、ある変化をもたらす。





「蟲師」が完結して寂しい寂しいと思っていたら、今年の一月にようやく出た待望の新作!

上下巻同時刊行というのがまた嬉しい。


(※以下、ちょっとだけネタバレあり。未読の方はご注意ください。)




第1話「遡上」は、二つの意味を持つタイトル。

自分のルーツを辿るという意味をも含んでいると思う。

ひとつの村の歴史の 最後の数十年と、そこに住んでいた人々のドキュメンタリーのようでもあるが、もちろん それだけでは終わらない。

やっぱり「蟲師」の作者の作品だなぁと(良い意味で)思った。



夢の村の澄夫の家で、台所から物音が聞こえるが、千波がそちらへ行ってみると 誰もいない。

後に この同じシーンが、今度は別の人物の夢として その人の視点で描かれるのだが…

このシーンで、「蟲師」第9巻の「壺天の星」を思い出した読者は私だけではないと思う。



千波の祖母 清子(キヨコ)、次に 母 和澄(カズミ)の回想が続き、千波が夢で訪れる村の正体や その村に起きた出来事が 徐々に明らかになっていく。


「今はもう無い場所」への強烈なノスタルジィだけなら、ただただ切なく美しいばかりの物語だっただろう。

だが、かの村を故郷とする人々の胸の中には 多少なりとも 後ろめたさが残っているので、懐かしさだけでは語れない。

加えて 和澄には、ほかにも 辛い 悲しい思い出があるので、尚更である。



千波が大きくなるころには 消化できてるだろうから
そしたら……ちゃんと話そうと思ってた

……でも むしろ 時間がたつほど 澱みたいになっちゃって……
まだ どんなふうに話せばいいのか わからない




村の記憶を持たない千波が 夢の村と現実とを繋ぎ、母の中に澱のように沈んでいた思いを それとは知らずに昇華させる。


最終話「水天」では、祖父母や澄夫の思いもまた、龍神とともに昇華したのではないかと思う。




…上手いなぁ。

この作品だと、もしも龍神が ほんとに龍の姿で現れたら浮きまくるし、作品を台無しにしてしまうだろう。

だから、そうは描かれない。



人々が「龍神」と呼んだ何者かが、確かに村を護っていて、住むべき場所を失くしてからも なぜかその地に留まっていた。

それは、竜巳と清子の願いのせいだったかもしれないし、澄夫を哀れに思ったからかもしれない。

懐かしむのも後ろめたいけれど やはりどうしようもなく懐かしい、人々のそんな思いが まだそこに凝っていたからかもしれない。

あの夢の村は、それら全部で出来ていたのではないかと思う。



「蟲師」の、あの 江戸と明治の狭間で時が止まったような世界が大好きな私は、「水域」の中では何といっても 千波の祖母 清子の回想がいちばん好きだった。


「蟲師」の第1話「緑の座」で、しんらの持つ筆の先から滴る深い緑。

しんらの言う「この国の 緑のような 濃くて 鮮やかな」緑。


清子の回想の中の村は、そんな緑にあふれていた。



「蟲師」、殊に「緑の座」の印象が強烈だったせいか、私の中で漆原友紀の作品のイメージは 緑、碧、翠 で固まってしまった感がある。


次にまた あの深い緑に逢えるのは、いつだろう?

次の作品も 楽しみでならない。

水域(下) (アフタヌーンKC)水域(下) (アフタヌーンKC)
(2011/01/21)
漆原 友紀

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[2011/03/09 15:54] 漆原友紀 | トラックバック(1) | コメント(4) | @
「蟲師」降幕
蟲師 10 (10) (アフタヌーンKC)蟲師 10 (10) (アフタヌーンKC)
(2008/11/21)
漆原 友紀

商品詳細を見る

病院にいた頃よく通っていた本屋さんで、月刊アフタヌーン10月号の表紙に「蟲師 降幕」の大きな文字を見た時、「あぁ、次の巻で終わりなんだ…」と寂しくなりました。


ずっと前にもブログに書いたことのある、漆原友紀さんの「蟲師」第10巻です。
以前の記事はこちらから→蟲師



発売後すぐに買ったものの、「これを読み終えたら終わりなんだ…」と思うともったいなくて、すぐには開く気にもなれず散々惜しんだ挙句、先日やっと読み終えました。


「光の緒」「常の樹(とこしえのき)」「香る闇」「鈴の雫」の四篇が収録されています。


ある出来事がきっかけで、15年前に伐られた杉の大樹の記憶を引き継いでしまった男の話「常の樹」も良いのですが、なんといっても「香る闇」がいちばん好きです。


廻陋(カイロウ)という蟲のせいで時間の環の中に閉じ込められたカオル。


ギンコの助言でやっと環から抜け出した彼が、ぎりぎりの状況に置かれた時、最後に選んだ方法に「ああ、やっぱりそれしかないのか…」と、やるせない気持ちになります。


でも、「ヒトってそういう生き物だよね」と、その弱さが愛おしくもあり。
それは弱さでもあるけれど、同時に人が誰かを思う時の、その思いの強さでもあるので。
哀しいような切ないような結末だけれど、それだけではなく、なんとも複雑な読後感の残るお話でした。



沈丁花や金木犀の咲く頃になると、その香りにいつも泣きたいような懐かしさを覚えるのですが、来年からは、その正体不明の郷愁と共に、このお話も思い出すと思います。



「蟲師」まだまだ読みたかったな~。
化野先生やイサザ、そして淡幽の物語を。
願わくばギンコの旅路の果てまでおつきあいしたかったです、漆原さん。と、あとがきを読みながら思いました。


私にとって「蟲師」の世界はやっぱり、もしかしてあったかもしれない(あるいは今もこの世界と平行して在る)、もうひとつの懐かしい日本なのでした。


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[2008/12/07 19:04] 漆原友紀 | トラックバック(0) | コメント(0) | @
蟲師(9)
蟲師(9) (アフタヌーンKC)蟲師(9) (アフタヌーンKC)
(2008/02/22)
漆原 友紀

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先日、漆原友紀さんの漫画「蟲師」の最新刊が出ました。
ほぼ1年に1冊というペースの単行本を、私も娘も心待ちにしています。



「蟲」とは、「生命の原生体に近いもの達」「生と死の間に在るもの」「生命の別の形」といった様々な言葉で、作中では表現されています。
たいていの人には見えず、見える人にはどこにでも当たり前にいるもの。
形態も性質も千差万別の蟲たちに意思はなく、生を全うし、子孫を残す以外の目的もなく、ただそこに、あるように在るだけ。
しかし、何かのきっかけで、人の領域と蟲の領域が交わった時、それによって運命を狂わされる人々もいるのです。



主人公の蟲師ギンコは、旅をしながら蟲に悩む人々の相談に応じ、その傍ら、蟲の生態の研究にも余念がありません。



この作品に流れる空気を、どんな言葉で表現すればよいものか…。
作者によると、「江戸と明治の間にもうひと時代ある感じ」というイメージで描いていらっしゃるそうですが、なるほど、そんな感じです。
ギンコ以外はみんな着物で、そのくせ髪型はショートカットやおかっぱ、あるいは長い髪をそのままおろしていたり。
登場人物の名前も「しんら」「真火(まほ)」「スイ」「いお」「ムジカ」といった具合に、不思議な響きのものが多いのです。




確かに日本なんだけれど、どこか違う次元、違う時の流れの中に在るような、もうひとつの「懐かしい日本」
私にとって、蟲師の世界はそんなイメージです。



一話完結形式で、各話のタイトルがまた非常に魅力的。
「雨がくる虹がたつ」「硯に棲む白」「春と嘯く」「山抱く衣」「天辺の糸」「野末の宴」…。
これらのタイトルを見るだけで、想像力をかきたてられます。



虹蛇(コウダ)という名の、動く虹のような蟲に魅せられ、雨が降るたび虹を求めて外を駆け回るようになった父。
そんな父のために虹を捕まえようと、大きな瓶を背負って旅を続ける息子の話。(雨がくる虹がたつ)



蟲師を父に持つ盲目の娘は、眼福(ガンプク)という蟲が眼に入ったために、眼が見えるように。
やがて娘は、眼を閉じていてさえ、見えるはずのない遠くの出来事や未来まで見えるようになります。
見えすぎること、知りすぎることの不幸を痛感した娘が、ギンコに願ったこととは…。(眼福眼禍)




昔話のような雰囲気を漂わせる不思議な物語の数々は、今まで読んだどの小説にも漫画にも似ていません。



ただ、この作品、決してホラーではないけれど、おとなが読んでなんともなくても、子どもには怖い場面もあるので、娘に読ませるつもりは毛頭ありませんでした。
ところが、いつだったか内容を少し話して聞かせたところ、娘がどうしても読みたいと言うもので、ためしに一冊渡してみたのです。
意外なことに夢中になった娘は、それからも度々「また読みたい」と言って、時には既刊を全部読み返すことも。



子どもの好みって、わからないものだなぁ…と実感しました。
私は大好きだけれど、小学三年生の女の子にウケる漫画だとは思えなかったので。
ともあれ、好きなものが同じで、それについて娘と語り合えるというのは、とても幸せなことです。



「次の巻はまた来年の今頃かなぁ…。」と、二人してもう、次巻が待ち遠しいのでした。




※追記  上に挙げたいくつかのタイトルは、9巻ではなく、1~8巻に収録されているお話です。

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[2008/02/26 16:23] 漆原友紀 | トラックバック(0) | コメント(2) | @
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