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いいこってどんなこ?
いいこってどんなこ?いいこってどんなこ?
(1994/11)
ジーン モデシット

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「ねえ、おかあさん、いいこって どんなこ?」
うさぎの バニーぼうやが たずねました。



「ぜったい なかないのが いいこなの?」

「じゃあ、いいこって つよいこのこと?」

「おこりんぼは いいこじゃ ないよね。」



バニーぼうやが尋ねるたびに、お母さんは精一杯の愛情を込めて優しく答えます。


バニーぼうやもお母さんうさぎも可愛いんだけど、この絵の異様なほどの暗さはいったい何?

初めて見た時、何だかゾクッとしました。
怖い夢の中にいるような気持ちになるのです。

内容に反してのこの仄暗さは、子どもが抱える漠然とした不安を表した心象風景でもあるのでしょうか?


バニーくん、何か余程不安なことがあったのか、執拗にお母さんに質問を続けます。


「ないたって いいのよ。
でもね、バニーが ないていると、
なんだか おかあさんまで かなしくなるわ」

「まあ、バニーったら。
こわいものが ないひとなんて いるかしら」

「ぷんぷん おこっているときも
にこにこ わらっているときも
おかあさんは バニーが だいすきよ」



それに対して、こんなふうに答えられるお母さんって素敵。


この絵本は、どんな子が「いいこ」なのかを説明しているわけではなくて、「今のままのあなたでいい」という、子どもだけではなく全てのひとに向けたメッセージです。


育児に疲れて、子どもを叱りすぎた後 自己嫌悪に陥ったお母さんなんかが読むと、思わずウルッときてしまうそうな。
お母さんばかりか、読み聞かせの途中で子どもが泣き出したというレビューも、どこかで読みましたが…。


私がこの絵本を買ったのは、確か、娘が3、4歳の頃。
読み聞かせの後、「…ふ~ん。」程度の反応だった娘と、かすっとも心に響くものがなかった私たち母娘は、よほどお気楽な毎日を送っていたらしい(笑)


いやいや、良い絵本だと思いますよ!ほんとに。

自分の子どもなんだもん。どんな子だって可愛いに決まってる。

でもね、泣き虫でも恐がりでも怒りんぼでも、ちょっとくらいバカなことしても、顔が不細工でも気にしないけど、思いやりのない子は嫌だなぁ…。

バニーぼうやに、

「いじわるなこは いいこじゃないよね?
おかあさん、ぼくが○○くんに『×××』っていったら
ぼくのこと きらいになる?」

…みたいな質問もしてほしかったな。
お母さんうさぎがなんて答えるのか、ぜひ知りたい。

「意地悪」だとか「思いやりがない」なんていうのは論外で、この絵本が伝えようとしていることとは方向が違うから無理か。



「自分がされて嫌なことは人にしない。言われて嫌なことは人に言わない。」

これさえ守ってくれたら、母は少々のことで子どもを嫌いになったりしませんから。
たとえそういう現場を目撃しても、嫌いになったりはしないのよ。
叱り飛ばして謝らせるし、そういう子に育てたのは自分だから、責任持って矯正するだけ。


ただ、子どもって、そういういちばんヤバイところは真っ先に親に隠すもの。
案外、親がいちばん自分の子どものこと知らないのかもしれない。


「いいおかあさんってどんなおかあさん?」という本がどこかにないかしら?
子どもは親を選べないものねぇ…。


とりあえず、お金に困ってるわけでもないのに、給食費を踏み倒してあたりまえって顔してる怪物親にだけはならないようにしよう(笑)


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[2010/02/05 15:57] ジーン・モデシット | トラックバック(0) | コメント(2) | @
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