ヨゼフ・パレチェク「ちいさなよるのおんがくかい」再び!




かつてフレーベル館から出ていた「ちいさなよるのおんがくかい」が、今度はアットアームズという出版社から発行されました。

以前の記事はこちら→ちいさなよるのおんがくかい

復刊のお話はずいぶん前に聞いていて、いつ発売されるのかと心待ちにしていたのですが、先月やっと!


月の光に染まったような青い少女は、夢見るように瞳を閉じて微笑み、その髪からは枝垂れるように花や蔓や葉が…。
お話のひとつに登場する森の精でしょうか?
少女の髪を飾るかのように、ほかにも、月や星、鳥や蝶などの細かなモチーフがいっぱいに散りばめられた、表紙だけ見てもそれはそれは美しい絵本なのです。


パレチェクさんの絵を初めて見たとき、おひさまみたいな絵だと思いました。
あざやかで、あたたかで、しあわせな絵。

今は、虹のようにも思えます。
ページをめくるごとに、いろいろな色がこぼれだしてきそう。

一度見たら忘れられなくなるほど、印象的な絵柄です。



フレーベル版の訳は竹下文子さんでしたが、こちらは木村有子さん。
実物を見るまで、違うのは訳だけだと思っていたのですが…。
届いた絵本を一目見て「あれっ?」と思いました。

表紙の女の子の表情が違う!
確かめるべく、昭和56年のフレーベル版を引っ張り出して比べてみると、なんか他にもいろいろ違う。
月の形とか、バイオリンを弾く男の人の表情とかポーズとか。

中の絵も見比べてみると、全部が全部ではないけれど、違う!
色合いだけなら、同じ絵本でも印刷時の条件の違いによるものか、版によって違ってたりします。
でも、これは、モチーフの形とか位置とか、表情が違うんですよ。


えーっ!!!
もしかして、パレチェクさんは前と同じ構図の絵を、新たに何枚も描かれたのでしょうか?
素人なので断言はできませんが、前の絵に塗り重ねて描きかえたようには見えないんですけど。
もしかして、予想より発行が遅かったのは、新しい絵を描いていたから?
だとしたら、すごいこだわりだなぁと思います。


訳については、人それぞれ好みがあると思うので、表記の違いだけ。
竹下文子さんの訳は、ひらがなとカタカナのみでしたが、木村有子さんは漢字も使われています。
ただし、全部ルビがふってありますので、ひらがなの読めるお子さんならひとりで読めるかと。
でも、この本は、おかあさんがお子さんと一緒に絵を見ながら読み聞かせしてあげたら、すごく喜ばれるんじゃないかなぁ…。


フレーベル版は古本でもなかなか出回らず、幻の絵本になっていたので、今回の復刊(?)はほんとに嬉しいです!
これで、何かの機会に友だちにもプレゼントできる♪


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[2009/04/16 14:18] ヨゼフ・パレチェック | トラックバック(0) | コメント(2) | @
ちいさなよるのおんがくかい
ちいさなよるのおんがくかい (1981年)

くらい そらから おほしさまが
みんなの ベッドに おりてきました。
さあ、おはなしの じかんですよ。



「ちいさなよるのおんがくかい」は、バイオリンを弾くこおろぎの登場で、そんな風に始まります。
ヨゼフ・パレチェックさんの絵本の中で、私のいちばん好きな一冊です。


「ひつじかいのおはなし」「はなのすきなちょうちょのおはなし」「そらをとぶちょうネクタイのおはなし」「いちごのこびとのおはなし」
などなど、十四のみじかいお話にそれぞれ美しい絵が添えられています。


中でも私がいちばん好きなのは「あおいことりのおはなし」
ことりやの店から逃げた青い小鳥を、貧しい男の子が探しに行きます。
捕まえてきたら、ぴかぴかの銀貨を一握りもらえるのです。
空家の屋根の上に、青い花で作った鳥の巣を見つけた男の子は、けれど小鳥を捕まえませんでした。
なぜって、巣の中には青いちいさなたまごがひとつ。
その晩、空家のすみっこで眠った男の子は、夢の中で青い翼をつけて、きらめく星の間をどこまでも飛んでゆきました。


毎晩ひとつずつ、眠る前に子どもに読んであげたくなるような絵本ですが、ひとつ読んだら次々にねだられそうです。
竹下文子さんの訳は、ほんわりと優しい文章で、声に出して読むと耳にも優しく響きます。


最後のページには再びバイオリンを弾くこおろぎが。


よるの おはなしは
これで ぜんぶ おしまい。
ほんを とじて めを とじて
― おやすみなさい。



フレーベル館 昭和56年11月発行
リブシェ・パレチコバー/作
ヨゼフ・パレチェック/絵
竹下文子/訳
ちいさなよるのおんがくかい


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[2007/08/06 14:28] ヨゼフ・パレチェック | トラックバック(0) | コメント(0) | @
トララララ
ヨゼフ・パレチェックは、先日ご紹介した「おんなのことあめ」のヤン・クドゥラーチェクと同じ、チェコの絵本画家です。
夫人であり絵本作家のリブシェ・パレチコバーとのコンビで、これまでにたくさんの絵本を世に送り出してきました。


クドゥラーチェクさんの絵が様々な色のガラスの粒なら、パレチェックさんの絵は私の中でひまわりのイメージ。
見ているだけで心が明るくなります。
「しあわせ」とか「たのしみ」「よろこび」を色にしたら、多分こんな感じになるのではないでしょうか。


「トララララ」は学研ワールドえほんの中の一冊で、パレチェックさんが日本の子どもたちのために書き下ろした作品だそうです。


おひさま、うさぎ、りす、雲のひつじ、しゃくとりむし、うし、かえる、そして元気のなかったねこまでも、みんなが楽しそうに歌います。


「にっこり わらって うたおうよ。
みんなで いっしょに トララララ



そんな一文で結ばれる、思わず顔がほころんでしまうこの絵本、学研ワールドえほんの昭和52年3月号です。


学研ワールドえほん 第60号(昭和52年3月号)
リブシェ・パレチコバー/作
ヨゼフ・パレチェック/絵
千野栄一/訳


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[2007/08/03 21:14] ヨゼフ・パレチェック | トラックバック(0) | コメント(0) | @
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