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百鬼夜行抄 尾白と尾黒
愛蔵版 百鬼夜行抄 尾白と尾黒愛蔵版 百鬼夜行抄 尾白と尾黒
(2009/11/06)
今 市子

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ずっと前からタイトルだけは知っていて、なんとなく気になってはいたものの、買うまでには至らず読んだことがなかった漫画「百鬼夜行抄」
本書は、その「百鬼夜行抄」の中から、主人公 飯嶋律が使役する式神 尾白と尾黒にまつわるエピソードばかりを集めた愛蔵版。


仲良くしていただいているブロ友の満天さんが、コミックス全部持っているにも関わらず、この愛蔵版を買ってしまうほど尾白と尾黒というキャラクターが好きだとおっしゃるので、私も読みたくなって買ってみた。
抜粋を先に読むのもどうかと思ったが、これを読んでみて面白かったら単行本を一から揃えようかと。


漫画とはいえ分厚くて重く、読み応えのある本だったが、一気に読んでしまった。面白い!
なんて可愛いんだ~!!!尾白と尾黒。


カラス天狗ならぬ文鳥天狗。
作者が飼っている文鳥への愛が高じて生まれたキャラクターらしい。
初登場時はカラスっぽい顔の尾白と尾黒だが、徐々に文鳥顔に移行していく(笑)


魔力が弱まる昼間は文鳥の姿で、夜になるとちっさい天狗に変わり、律を「若」と呼んで、それはそれは甲斐甲斐しく尽くす。

「力弱い妖魔にございますが人間の一人や二人殺すならわけもありません」

などと、なかなか恐ろしいことを言っていたが、律にたしなめられ、律を主と決めてからの尾白と尾黒は、やることなすこと愛嬌たっぷりで可愛くてしょうがない。


遠いむかし、尾白と尾黒が人間の子どもだった頃のエピソード「天上の大将」は、ちょっとしんみりしてしまう良い話だった。

自分のせいではない業を背負わされて、あのままだと遠からず殺されてしまっただろうあの子たちは、高尾の天狗様を大将に戴き、自由に空を飛びまわれる今の姿のほうが、きっと幸せなのだろうな…。
人間の因果の環から外れてしまえば、もう怖いモノに追われることもない。

ただ、ずっと子どもたちを待ち続けたに違いない優しい母親が不憫だった。


「うす紅色の女」の犬男の健気さにも泣ける。
人間の薄情さに比べ、捨てられた側であるマルの情の深さときたら、死んでも妖となってこの世に留まるほどである。

もののけたちの宴に紛れ込んだトメさんの

「少しは いい事も あったね いくつも…
…まあ そうひどい人生でもなかったもんね…」


という言葉に、救われた思いのするラストだった。



どれも結構怖い話だと思うのだが、なぜか少しもおどろおどろしい感じがしない。
愛嬌のある妖魔たちや、律の母や祖母の のほほんとした人柄も緩衝材になっているのだと思う。
「怖い」という印象だけで終わらない、グロテスクになり過ぎないギリギリのところで、絶妙のバランスを保っている。
こういう描き方が出来るのって、やっぱり作者の技量の賜物なんだろうなぁ。


全11編。あっと驚く展開のものあり、笑えるものあり、どのお話も佳編である。


前知識なくこの本だけ読んでも充分面白かったが、いろいろわからないこともあるので、やっぱりコミックスを全部読みたい。
青嵐のこととか、律の叔父の開さんのこととか…。



夜が暗いのは当たり前だった昔と違い、闇が追いやられていくにつれ、妖の居場所もどんどん少なくなり、天狗たちも住宅難に喘いでいるらしい。

尾白と尾黒が「おかえりなさいませ」と酒の肴を用意して出迎えてくれる図などを想像するとついニヤニヤしてしまうが、我が集合住宅のベランダには彼らの住処になるような古木のあろうはずもなく…。

律や司がうらやましいなぁ…と、読後にしみじみ思ったのだった。(律はいろいろと危ない目に遭ってるけどね)


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[2010/04/16 18:39] 今市子 | トラックバック(0) | コメント(4) | @
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