スポンサーサイト
上記の広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。
新しい記事を書く事で広告が消せます。
[--/--/-- --:--] スポンサー広告 | @
デーモンズ・レキシコンⅠ 魔術師の息子
デーモンズ・レキシコンI 魔術師の息子デーモンズ・レキシコンI 魔術師の息子
(2009/04/21)
サラ・リース・ブレナン

商品詳細を見る


DEMON'S LEXICON=悪魔の辞典



16歳のニック(ニコラス)と19歳のアランの兄弟は、ある理由により複数の魔術師グループから追われ、イギリス中を転々としている。

追っ手が迫れば胸に下げたタリスマン(呪符)が肌を焼くような刺激で警告を発し、そうなると手早く荷造りをして次の街へと移らなければならない。

ひとつの街に長く留まることは出来ず、そんな日々の中、父のダニエルは ニックが8歳、アランが11歳の時、家族を逃がすために命を落とし、一方アランはニックを庇って片足に大火傷を負い、治療が遅れたために後遺症が残り、以来 片足を引きずるようになる。


父亡き後も、なぜかニックを忌み嫌う 心を病んだ母オリヴィアを守りながらの 兄弟の彷徨の日々は続く。
ニックが唯一愛し、慕うのはアランのみ。


彼らにとっては珍しいことに、かなり長く住み続けることができたエクセターの街でもとうとう魔術師に襲われ、撃退した その夜、身体に悪魔の刻印を押されたという少年ジェイミーとその姉メイが、助けを求めて二人のもとを訪ねてきた。



「第一段階のしるしは二本の切り傷。悪魔のゲートだ。 
このマークがつけられると、バリアの弱いポイントがあることに気づいた悪魔たちが、人間界と悪魔界をへだてる扉の前に集まってくる。
第一段階の時点で、悪魔たちはターゲットの居場所を常に追跡できるようになる。
第二段階のしるしは三角形。正三角を形作る三つの点が刻まれたら、それは死者が出るって意味だ」



第二段階のしるしならば、悪魔を呼び出した魔術師グループのうちの誰か一人を殺して その血でしるしを消すことができる。
もし殺せなければ自分が死ぬ。

しかし、ジェイミーのしるしは既に第三段階だった。

正三角形の内側に瞳が現れたら、もう悪魔に身体を乗っ取られて死ぬのを待つよりほかはない。


しょせん他人事と悠長に構えていたニックだったが、その夜のうちにアランの足にも悪魔の刻印が押され、その後も立て続けに起きた不本意な出来事により、魔術師グループ「黒曜石団」との戦いを余儀なくされる。


この物語でいう「魔術師」とは、悪魔を呼び出し 、人間を生贄に捧げる代わりに悪魔の力を思い通りに利用する人間たちのこと。
魔術師自身が本来持つ魔力はほんのわずかに過ぎず、対して悪魔はこの世界を自由自在にコントロールできるほどの強大な力を持っている。
ただし悪魔は、誰かから招かれない限り、人間界には入ってこられない。

悪魔を招き寄せるために、魔術師たちはこれと狙い定めた人間に生贄のしるしである刻印を押す。




黒髪に黒い瞳、粗野で無愛想なのに ほっといても女が寄ってくるイケメン。
モテてしょうがないからその日限りのお付き合いくらいはしてるらしいが、その実 他人にはまるで無関心、この世で大事なものは兄貴だけというブラコンの剣遣い ニック。


一方、兄のアランは 赤毛に青い瞳、片足が少し不自由なせいで体格は華奢だが「銃の腕では誰にも負けない」と登場人物紹介にはある。が、見せ場はなかなかやってこない(笑)
ニックとは対照的な、知的で人好きのする好青年。ただし、目的のためなら利用できるものは何でも利用するというしたたかな一面も。


この兄弟のキャラクターが非常に魅力的なことを除いては、終盤に差し掛かるまで 読み始めたことを後悔した。
ニックとアラン以外の登場人物にはちっとも好感が持てず、殊にメイとジェイミー姉弟のあまりの図々しさに胸が悪くなる。

アランの人の好さも度が過ぎていてたまにイラッとくるし…。
後に、一見人が好いだけに見える彼の行動のほんとうの意味が判るまで、このイライラは続く。


現代のイギリスが舞台とはいうものの、魔術師集団との戦いや悪魔との駆け引きが日常の、一般人とは言い難いニックの視点で物語が進むため、この設定にはあまり意味がないような気がする。
魔術とは縁遠い普通の人たちと接するシーンがほとんどないので、「現代のイギリス」というリアリティーがない。
せいぜい携帯電話やi-Podが小道具として出てくるくらい。



ニックにしか共感できないまま、彼の感情そのままにイライラと読み続けていたのが、終盤のどんでん返しには驚かされた。
伏線が次々に回収される第14章から最終章までの展開は圧巻。


「あんたはおれの兄貴を分かってない」


好きだなぁ。ニックのこの台詞。



荒川弘先生のカバーイラストだけを目当てに買ったが、思いのほか面白かった。

Ⅰというからにはいずれ続編が出ると思うが、果たしていつになるのか…



ブログランキングに参加しています。お気に召しましたらぽちっとお願いいたします。
くつろぐブログランキング参加中。お気に召しましたらぽちっとお願いいたします。
にほんブログ村ランキング参加中。お気に召しましたらぽちっとお願いいたします。
スポンサーサイト

テーマ:ファンタジー・ホラー - ジャンル:本・雑誌

[2010/08/19 18:03] サラ・リース・ブレナン | トラックバック(0) | コメント(0) | @
| ホーム |

ブログ内検索

リンク

このブログをリンクに追加する

お世話になってます

【ほんぶろ】~本ブログのリンク集

RSSフィード

BlogPeople

フリーエリア

楽天市場のおすすめ商品

フリーエリア

おすすめお小遣いサイト


おすすめアンケートサイト

メールで送られてくるアンケートに答えてポイントGET! 貯まったポイントは換金できます。 マクロミルは事前アンケートがたくさん届くので、1~2ヶ月で500円貯まりました。

マクロミルへ登録

アフィリエイト

PageRanker

上記広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。新しい記事を書くことで広告を消せます。