ソラノオハナシ
福音館書店の月刊絵本「こどものとも」には、「絵本のたのしみ」という折り込み付録がついています。
昨日お話した「なおみ」の付録には童話作家のあまんきみこさんが随筆を寄せていらっしゃいました。


小学二年生の頃、通っていたバレエ教室に置いてあった絵本にまつわるお話です。
バレエ教室は幼稚園で、幼稚園生の読む絵本がたくさん置いてあり、その中の一冊をあまんさんは「ひみつの宝物」にしていたそうです。
その絵本を見ることは、それほど好きでもないバレエのお稽古に通う楽しみのひとつだったと、当時を振り返っていらっしゃいました。


その絵本というのが、フレーベル館のキンダーブック「ソラノオハナシ」です。
ちいさな男の子が箱車にのって空に行って、帰ってくるお話です。


月の夜に、箱車は静かな村の上を飛び、山を越え、野を越え、森でふくろうに出会います。
そして、たくさんの星々の間を行き、おひさまや雷の子どもたちや風の神さまにも出会います。
雨の国では雨の子どもたちと輪になって歌い、最後は雨つぶと一緒に地上に帰ってきました。


ヤマ モ、 モリ モ、 イヘ モ、
ヒッソリ トシテ、 チャウド、
ウミ ノ ソコノ  ヤウ ニ
シヅカナ  ムラ ヲ、
シヅカニ  ススンデ  ユキ マシタ。



箱車が空へと上がって行くシーンです。
私の田舎は灯りが少ないので、満月の夜外へ出ると周りが蒼く蒼く見えました。
いつもの夜は見えない遠くの木々や山の稜線がぼうっと蒼く見えて、ほんとうに海の底のようなのです。


そうして、月のない夜には降るような星空が見えた田舎の夜を思い出させてくれる、素敵な絵本でした。


フレーベル館 昭和十四年七月二十日 発行
吉澤廉三郎/画 
西崎大三郎/文
定価 金三十五銭

七十年近く前の日本にこんな絵本があったのですね。

ソラノオハナシ


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テーマ:児童文学・童話・絵本 - ジャンル:小説・文学

[2007/07/31 14:54] その他の絵本 | トラックバック(0) | コメント(0) | @
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