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RDG3 レッドデータガール 夏休みの過ごしかた
RDG3 レッドデータガール  夏休みの過ごしかた (角川文庫)RDG3 レッドデータガール 夏休みの過ごしかた (角川文庫)
(2012/07/25)
荻原 規子

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鳳城学園に入学して初めての前期試験をまずまずの成績で乗り切った泉水子。

泉水子と深行、そして宗田真響・真夏姉弟が所属する生徒会執行部は、夏休みに 宗田姉弟の実家のある長野県戸隠で合宿することになる。

今年の学園祭のテーマが「戦国時代」に決まり、もう既に 生徒全員分の着物や鎧(それもかなり本格的な)が 借りられることになっているという。

その大掛かりなテーマパーク的企画の、山ほどある事前準備と素案作りが合宿の目的だった。

合宿の前に個人的に真響の家に招待された泉水子は、初めての経験に胸をはずませる。

玉倉山にいた頃は、「友だちの家に遊びに行く」という ごくあたりまえのことさえ出来なかったのだ。

しかし、戸隠という土地は 殊に宗田姉弟にとっては特別な場所だった。

三つ子の一人「真澄」が存分に力を振るえる土地であり、それが真響の思惑とも相俟って様々な騒動を引き起こす。

合宿が始まって間もなく、真夏の愛馬が危篤だという知らせが届き、動揺した真夏は 真澄に身代わりを頼んで姿を消してしまう。




RDG2の感想はこちらから。



※以下、少々ネタバレしてますので未読の方はご注意ください。



前巻の最後に深行の前に再登場した和宮はどうしてるだろうと思いつつ読み進めたが、なかなか出てこない。

やっと…!と思ったら本人(?)が登場するわけでなく、あーなるほど、そういうことね…という感じだった。

深行いわく「今のところ、なんて呼べばいいかよくわからないやつ」は、深行の為には力を使わせてくれないらしい。


鳳城学園の学園祭というのは、どうやら一般的な高校のそれとは全く性質の異なるものらしく。

それは規模の大きさという意味だけでなく、特殊能力を持った生徒たちのうち 誰が最も強いかの決着をつける行事でもあるということ。

まさか毎年そんなことをしてるわけでもないだろうけど、「学園祭」という 外部に向けて開かれている状態が 術を仕掛けるのに何かと都合が良いらしい。(少なくとも陰陽師の高柳には)

選ばれた ただ一人が「世界遺産候補」になるということを真響から聞かされ、ここにきて初めて泉水子も読者も鳳城学園が設立された真の意図の一端を知ることとなる。



戸隠では真澄の正体がわかったり、生徒会長の如月仄香や泉水子の舞が及ぼす力に 「ああ、やっぱり」と思いつつも感心したり、なかなか姿を現さなかった紫子さんが意外にあっさり(?)登場したのに驚いたり。


九頭龍大神の頭ひとつ分で見る夢が「真澄」だというなら、「真澄」は六歳で死んだ三つ子の一人とはまるで無関係なのか?

いや、それなら ああも真響と真夏にシンクロしないと思うが、じゃあ何かと問われたら よくわからない。

子どもは七歳までは神様のうちというから、六歳で死んだ真澄は戸隠の神様の一部になって、きょうだいに呼ばれたから神霊となって現れたのか?

今回のようなことがあって尚、真澄はきょうだいの呼びかけに応えて現れることができるのか?


そして今回、とうとう姿を現した紫子さん。


想像通りにカッコよかった紫子さんに「……きれいだなあ」と見惚れる深行。

「なに言ってるの、あんなにしっかり年増なのに。」と返す泉水子。

年増って…(笑)


これまでの雪政の発言と今回の泉水子の言葉から計算すると、泉水子が中三の時点で雪政33歳、大政がそれより4つ上、紫子が大政の4つ上…

現時点で紫子さんは42歳くらいだろうか。高一男子に「きれいだ」と言われる42歳。羨ましい。



その紫子さんの言葉からも 学園祭が泉水子と深行にとって重要な分岐点になると思われ、真響と高柳の対決や真澄の今後も含め、続きが楽しみである。
(ちなみに文庫版はもう5巻まで出ているので続きはすぐ読める。今まで積ん読で、今頃3巻の感想って…><)



ところで今回、本筋とは違うところで興味深かったのが戸隠に伝わる「忍法体術」だった。

フィクションの忍法や忍術と区別するために そう呼ぶとのこと。


「忍法体術が他の武術とちがうところは、忍びの者の目的が、たいていは諜報活動や隠密工作であって、その使命のまっとうが第一だという点です。つまり、敵地にしのんでその場を逃げおおせるための技術であって、攻撃も、多くは逃げる手段に使うものです。致命傷を与える必要はなく、出会いがしらに相手の動きを封じたり、自分の逃げる先から目をくらませたりします。これを『遁走型』といいます」


これぞリアルな忍者!

忍術兵法書「万川集海」の現代語訳などからも 本物の忍者は そういうものだったんだろうなーと思うのである。

忍術とは、フィクションでよく見かける魔法のようなものではなく、地道な情報収集や情報の撹乱が主で、直接戦闘に関わることは稀だったのではないかと。


本筋とは違うところでも楽しめる1冊だった。


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[2013/08/30 17:07] 荻原規子 | トラックバック(0) | コメント(0) | @
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