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山のタンタラばあさん
山のタンタラばあさん山のタンタラばあさん
(2006/09)
安房 直子

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安房直子さんの本のほとんどが絶版だった頃のこと。
私は、それらの絶版本を探すと同時に、単行本未収録の作品やエッセイなどが掲載された雑誌も、並行して探していました。

「詩とメルヘン」「絵本とおはなし」「日本児童文学」「びわの実学校」「飛ぶ教室」など。
自分の足で古本屋さん巡りをするだけでは到底見つけられそうにない、こういった雑誌のバックナンバーも、ネットで探せば見つかるものです。
案の定、根気よく探しているうちに、欲しかった本のほとんどが手に入りました。

が、しかし、それでも見つからない本というのも、当然あるわけで。
チャイルド本社の童話専門誌「メルファン」は、そういう本でした。
どの古本屋さんの目録でも一度として目にしたことがなく、探しているうちに、ほんとにそんな雑誌あったの?と思えてきたくらい。
この「メルファン」1号に、安房直子さんの「山のタンタラばあさん」というお話が載っていたはずなのです。


…前置きがたいへん長くなりましたが、上記の理由で、私にとっては幻とも言えるこの作品、2006年に小学館から絵本として出版されました。

絵は、出久根育さん。
初めて見た出久根さんの絵は、東欧あたりの画家さんが描いたのかと思うような、ちょっと重い独特の画風でしたが、この絵本の絵はまたずいぶんと雰囲気が違います。
へぇ~、こんな絵も描くひとなんだ…と、びっくり。


お話のほうも、安房さんのほかの作品とは、ちょっと語り口が違うような…。
でも、

「冬のおわりにふる雪は、ふうわりして、やさしい雪だ。」
「そんな雪が、ほとほとふって、」
「つぼみの花が、ほっほとひらく。」


こんな言い回しを見ると、「あぁ、やっぱり安房さんの書かれたお話だ」と思うのです。
声に出して読んでみると、歌のようなリズムがあって、子どもに読み聞かせるのも楽しそうです。


まあるい山のてっぺんの、タラの木の下の家に住むタンタラばあさんは、魔法つかい。
東風を起こして春を呼び、しもやけになったうさぎの耳を治してやり、口笛を吹けないモミの木のためにヒバリを先生に連れてくる、そんなひとです。


いつも同じ着物に同じ帯を締めているタンタラばあさんが、スカートをはいてみたくなって、よもぎでスカートを作るシーンが素敵。
よもぎの葉っぱを針と糸でつなぎあわせたスカートは、おもては緑で、うらは白、おまけにとっても良い匂いがするそうです。

このスカートをはいて空を飛んでいたら、良い匂いにつられたカラスにつんつんつつかれたりもします。
でも、カラスの家では、熱い淹れたての紅茶に、ふっくりと黄色いカステラをご馳走になりました。


スカートはいて、カステラを食べると、かわいい女の子の気持ちになれるのかなあ


お茶を飲んでいるうちに不思議な気持ちになって、そんなことを思うタンタラばあさんです。
私も、たまにはスカートをはかないといけないような気持ちになってきました(笑)


「タンタラばあさんは魔法つかい」
「タンタラばあさん空を飛ぶ」
「タンタラばあさんカラスのうちへ」
「タンタラばあさんのしゃぼん玉」

四話とも、タンタラばあさんと山の動物たちのお話です。


ところで、本文中にはいっさい書かれていないのですが、絵を見ると、タンタラばあさんって小人さんサイズ。
タンタラばあさんの家の玄関先に立つうさぎもたぬきも、戸口より大きいんですけど…。

これは、あれでしょうか、絵本にする時にタンタラばあさんが普通の人間サイズだと、対比でうさぎやたぬきやカラスがちんまりし過ぎて目立たないからでしょうか?
それとも、書かれていないだけで、もともと小人サイズという設定だったのかなぁ…?

いえ、たとえサイズがタンタラばあさんの三倍でも、しもやけうさぎもしゃぼん玉たぬきも可愛いんですけどね。


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テーマ:絵本 - ジャンル:本・雑誌

[2009/05/23 16:20] 安房直子 | トラックバック(0) | コメント(4) | @
<<りかさん | ホーム | f植物園の巣穴>>
コメント
----
e-101asagiさん♪こんばんわぁ~☆
安房さんの本が好きなんですね~。
ご紹介のカテゴリーがいっぱい。
「詩とメルヘン」私も若いころ、よく眺めてました(笑)
もうとっくに、絶版でょうかね~。。。懐かしく思い出しました。
言葉の使い方が、素敵なんですね♪
ご紹介を見て、リズムカルな童謡のような。。。優しい響きに惹かれました。
絵本、図書館にもあるでしょうか?探してみたいと思います♪
感謝の応援ぽちっとしていきま~す♪でわぁ~!

[2009/05/24 20:22] URL | 七色さん^^ #- [ 編集 ]
--こんばんは。--
『詩とメルヘン』、好きな雑誌でした。

自分が詩に関心を持ち始めた時に、
優しく手引きしてくれた師匠の作品も
時々掲載されていたりして、尚更好きに。

≫スカートはいて、カステラを食べると、かわいい女の子の気持ちになれるのかなあ


お茶を飲んでいるうちに不思議な気持ちになって、そんなことを思うタンタラばあさんです。

とってもキュートなたんたらばあさんですね。
『・・・なのかなあ』、世界に溢れている魔法と
メルヘンを感じました。
[2009/05/24 23:01] URL | ジーナフウガ #sAEroksE [ 編集 ]
--七色さんへ--
「詩とメルヘン」は、何年も前に休刊になりましたね。
私がたまに買って読む数少ない雑誌のひとつだったので、とても残念でした。

安房直子さんのお話は、どれも情景がリアルに頭に浮かんできて、「読む」というより「見て」いるような錯覚を起こすことがあります。

絵本でなくとも、ほかにも素敵なお話がたくさんあるので、是非!
[2009/05/25 14:42] URL | asagi #EaNvkh2. [ 編集 ]
--ジーナフウガさんへ--
私の高校の時の友人も、たまに「詩とメルヘン」に投稿してました。
採用されたことがあるのかどうかは、不明です(^^;
素敵な雑誌でしたよね(*^^*)

一時期、安房直子さんと味戸ケイコさんコンビの作品がよく掲載されていました。
味戸ケイコさんの、美しいけれど寂しげな絵がよく似合うお話ばかりだったように思います。

「山のタンタラばあさん」は、「詩とメルヘン」の、そういったどこか陰のある一連の作品とは異質で、ひたすら楽しいお話でした。

おいでいただけて嬉しかったです^^
ありがとうございましたm(__)m
[2009/05/25 15:04] URL | asagi #9kA7E2gM [ 編集 ]
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