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ライラック通りのぼうし屋
ライラック通りのぼうし屋 (あたらしい創作童話 2)ライラック通りのぼうし屋 (あたらしい創作童話 2)
(1975/01)
安房 直子小松 桂士朗

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小学生の頃、学校の図書室で本を選ぶ時、「特定の作者にこだわる」ということが、私にはほとんどありませんでした。
「タイトルが素敵だったから」とか「表紙の絵が綺麗だったから」とか、そんな理由ばかりだったと思います。
ですから、おとなになってふと昔読んだ本を思い出した時、タイトルやお話は思い出せても作者の名前は覚えていなかったりするのです。


そうして、「あの本をもう一度読みたい」と思って調べてみると、ふしぎと安房直子さんの作品ばかりなのでした。


「ライラック通りのぼうし屋」を図書室で見つけた時、私は小学校の五年生か六年生だったと思います。
高学年ですから、絵本を借りて帰るのは何となく気恥しく、でもどうしても読みたくて、図書室のすみっこの席に持って行って夢中になって読みました。


ライラック通りにある古い小さなぼうし屋のショウウィンドウには、誰も買い手のつかないような奇妙なぼうしばかりが並べられています。
職人気質で変わり者のぼうし屋さんは、お金になる仕事はほとんど引き受けず、自分の趣味で風変りなぼうしを作ってはショウウィンドウに飾って楽しんでいました。
もちろん、そのせいでいつも、おかみさんにはがみがみと愚痴を言われているのですけども。


そんなある夜のこと、とても変わったお客がぼうし屋さんのお店にやって来ました。
ジンギスカンなべにされるところを命からがら逃げて来たという、一頭のヒツジです。
ヒツジは、「自分の毛を刈りとってできるだけたくさんのぼうしを作ってほしい」と、ぼうし屋さんに頼みました。
そうして、それを牧場にのこしてきた仲間のヒツジたちに届けてほしいと。


そのぼうしをかぶると、「いなくなったヒツジの国」へ行けると言うのです。
誰の目にも見えないけれど、ちゃんと生きていて、雲や虹のかけらなんか食べながら、しあわせに暮らせる国へ。


約束した三十個のトルコぼうを作った後、残った材料をかき集めて、ぼうし屋さんは自分のためにこっそりもうひとつ作ります。
そのトルコぼうをかぶったぼうし屋さんが見たものは…。


薄紫の灯りをともしたようなライラックの並木。ヒツジのお店の素敵なメニュー「にじのかけら」「ゆうやけぐも」「ごがつのかぜ」。
安房直子さんは「色」を文章で描く画家のようなひとです。挿絵がなくても目の前に鮮やかな色彩が浮かんでくるのです。


おとなになって読み返してみると、このお話、幻想的でありながらそればかりではなく、おとなが読んで共感する要素が多分に含まれていました。


長らく絶版で、古本でもほとんど出回ることがなく、入手するのにずいぶん苦労しましたが、現在は復刊して入手可能です。


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テーマ:絵本 - ジャンル:本・雑誌

[2007/08/13 15:25] 安房直子 | トラックバック(0) | コメント(0) | @
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