スポンサーサイト
上記の広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。
新しい記事を書く事で広告が消せます。
[--/--/-- --:--] スポンサー広告 | @
「鋼の錬金術師 」第23巻
鋼の錬金術師 23 (ガンガンコミックス)鋼の錬金術師 23 (ガンガンコミックス)
(2009/08/12)
荒川 弘

商品詳細を見る

今回は私にしては珍しく、熟成させずに(笑)さっさと読み始めました。

大げさでなく、読んでいる間中、心臓がばっくんばっくんします。
読み終えてもしばらくは頭の中が鋼モードで、ちっとも次の本に集中できません(笑)

続きもののコミックス1巻の内容がこれほど濃い漫画って、そうそう無いと思います。

以下、前巻同様ネタバレありの独り言なので、たたみます。
「暇で暇で仕方ないから、読んでやるか~」というかただけ、どうぞ。
ハインケルさん、よかった…!
マルコー先生に治してもらったのか、むしろ前巻より元気になってる!


「どんな外見になったって大事なものを守るために闘いたいんだよ
こいつらにも闘わせてやってくれ」



鋼にはいつも心にグッとくる台詞が散りばめられています。


同時進行で、別々の場所で戦闘が繰り広げられていますが、今巻の要はやはり大佐VSエンヴィーでしょうか。

大抵の漫画なら、こういう場合、親友を殺されて復讐に燃える男に、そのまま敵討ちをさせると思うんですよ。
その男も読者も溜飲が下がってめでたしめでたし、というように。

だけど鋼はそうじゃない。
「復讐は負の連鎖しか生まない」という作者の信念が一貫しているところが好きです。
復讐の対象が何者であれ、スカーの復讐は否定されて大佐のそれが肯定されるなんて、許される訳がない。


大佐の様子に、すぐに違和感を覚えるエドと中尉は鋭い。スカーも。

「本当に二人だけで大丈夫か?」

「…なんとかしてみせるわ
ダメならその時は…」


というエドと中尉のやりとりは、二人ともが、実は大佐が負けることを心配しているのではなく。

大佐に、復讐のために誰かを殺すようなまねは絶対にさせまいとするエドと中尉が、男前でした。


「大佐の目指してるのは そんなんじゃないだろ!!!」


悪鬼のような形相の男を前に一歩も退かず、そう叫ぶエドのまっすぐさが眩しい。
エドは、普段は上官を上官とも思わないような憎まれ口ばっかりだけど、失意の底から力ずくで引っぱり上げてくれた大佐に、ずっと感謝してたんだろうなぁ…。

中尉は中尉で、自分が焔の錬金術を授けてしまった責任をずっと感じてただろうし。
何より、この国の未来を託すに足ると信じたひとが、このまま壊れていくのを放っておくなんて絶対にできない。

そんな二人の捨て身の制止に加え、かつて復讐に囚われていたスカーの言葉も、大佐の耳には痛かったに違いない。

頭を冷やしてくれて、ほんとによかった。


エンヴィー、えげつない性格で、実際やることもえげつなかったけど、最期はなんだか切ない。


「バイバイ エドワード エルリック……」


あの涙は、痛みや苦しみで生理的に流れたものとは、違うような気がする。
最後の最後に、「おチビさん」じゃなく、初めて名前で呼んだんだね…。




アームストロング少将の豪傑ぶりは今回も健在で、いっそ彼女が大総統になったら?と思うほどでした。
大佐より向いてそう(笑)
あ、でも少将は大佐と違って、民主制に移行しようなんて考えないか。


弟をさんざん腰抜け呼ばわりしていた少将ですが、ほんとはちゃんと認めてたんですね。
姉弟そろってカッコいい戦いぶりでした。



「『正義』なんて
あいまいでうわついた言葉 よく言うぜ」

「なんだって使わせてもらうわよ
みんな大好きでしょ?
『正義』って響きが」



ラジオ局を占拠(?)して、広報活動中のブレダ少尉とロス少尉の会話。
どちらもなかなか辛辣です。
そう、「正義」なんて、立場が変われば一変するもの。
正体のよくわからない言葉ですよねぇ…。

ほんとに鋼は、読む度にいろいろ考えさせられる、奥の深い漫画です。


ブログランキングに参加しています。お気に召しましたらぽちっとお願いいたします。
くつろぐブログランキング参加中。お気に召しましたらぽちっとお願いいたします。
にほんブログ村ランキング参加中。お気に召しましたらぽちっとお願いいたします。
スポンサーサイト

テーマ:漫画の感想 - ジャンル:本・雑誌

[2009/08/14 16:14] 荒川弘 | トラックバック(0) | コメント(2) | @
<<夏への扉 | ホーム | しゅくだい>>
コメント
--おお、感動~--
こんにちは。
記事読んでて涙がにじんでしまいました。
ヒューズさんとエンヴィーが好きでしたが、どうも内容がどんどん重くなっていくので、15巻で諦めました。
エンヴィー対大佐、ついに来たんですね。
「復讐は~」という作者の信念、頷けます。
それでいて荒川先生の紡ぎ出すセリフは、ヴァイオレンスに偏りかちなエグいセリフだったりするけど、裏があるというのが好きです。

asagiさんの記事を読んで、頭に思い描いて23巻読んだ気になっちゃいました。
エンヴィーが、最期に名前を呼んだってところもうるっっときました。
得したかも☆

テレビアニメは、今回は原作に則っているのかな?
そろそろ追いつくはずだからみようかしら(笑
[2009/08/16 17:32] URL | さくら #- [ 編集 ]
--さくらさんへ--
まあっ!さくらさんに泣いていただけるなんてっ!!!
いやいやいや、作品の持つ力とさくらさんの想像力の賜物でありましょう^^

>15巻

イシュヴァール戦の回想の巻でしたっけ?
確かに、あれは重かったですね~(^^;
あの1冊にあれだけの内容を詰め込む荒川先生の手腕はため息ものでした。
引き延ばそうと思えばいくらでも引っぱれるネタをサクッと1冊にまとめたところが。しかも深いし重い…。

>得したかも☆

いやん!嬉しいけど、そこは「ちっ、原作読んどくんだったぜ」とか思ってくれないと~(笑)

エンヴィーは、なんでかな~、あんな酷いことしたヤツなのに、憎めないキャラでした…。

>テレビアニメ

ええ、今度のは原作準拠です^^
ただ、いかんせん期限が切られてるせいで駆け足なのが惜しすぎる!
好きなエピソードや台詞が削除されてたりすると切なくなります。
作画は綺麗ですよ~^^
(たま~に、描く人によってラストが妖艶な美女に見えない時とかあったけど(^^;)

そうそう、先週はラスト戦でした。
大佐がカッコよすぎて鳥肌が立ちました(笑)
さくらさんも是非観ましょう^^
[2009/08/17 10:58] URL | asagi #9kA7E2gM [ 編集 ]
コメントの投稿














管理者にだけ表示を許可する

トラックバック
トラックバック URL
http://yukigahuru.blog113.fc2.com/tb.php/152-1bf876c1
この記事にトラックバックする(FC2ブログユーザー)
| ホーム |

ブログ内検索

リンク

このブログをリンクに追加する

お世話になってます

【ほんぶろ】~本ブログのリンク集

RSSフィード

BlogPeople

フリーエリア

楽天市場のおすすめ商品

フリーエリア

おすすめお小遣いサイト


おすすめアンケートサイト

メールで送られてくるアンケートに答えてポイントGET! 貯まったポイントは換金できます。 マクロミルは事前アンケートがたくさん届くので、1~2ヶ月で500円貯まりました。

マクロミルへ登録

アフィリエイト

PageRanker

上記広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。新しい記事を書くことで広告を消せます。