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せんにょのおくりもの
せんにょのおくりもの―ペロー(フランス)のはなし (1977年) (絵本ファンタジア)せんにょのおくりもの―ペロー(フランス)のはなし (1977年) (絵本ファンタジア)
(1977/10)
小出 正吾安久利 徳

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最近は「妖精」と訳されることが多いのか、おとぎ話の中で「仙女」という言葉を見なくなりました。
私が子どもの頃に読んだ外国の童話には、よく登場したんですけど。
「シンデレラ」とか「ピノキオ」とか「いばら姫」とか…。


この「せんにょのおくりもの」はペローの童話。
訳によっては、タイトルが「仙女たち」だったり「宝石姫」だったりします。
私が昔読んだものは絵本ではなく、子ども向けの全集の中の一冊に収録されていた「仙女たち」でした。


某SNSの絵本のコミュニティで、この絵本を探しているかたがいらっしゃって、内容を見ればペローのあのお話だという見当はつくのですが…。
こういった童話はいろんな訳でいろんな出版社から絵本が出ていたりするので、画家の名前か、せめて表紙の絵の特徴など、何か決め手になるものを覚えていないと探すのがとても難しいのです。


幸い、「シンデレラ」や「白雪姫」ほどメジャーなお話でもないので、そのかたが読んだという時期を考慮すれば候補がかなり絞れました。
Amazonには画像がありませんが、ある古本屋さんのサイトで見つけたこの絵本の表紙が、いかにも小さな女の子が惹かれそうな綺麗な絵だったので、「この本では?」とお知らせしたところ「間違いありません!」と、とっても喜んでいただきました。


さて、その内容は

あるところに、お母さんと二人の娘が住んでいました。
定石通り、お母さんは姉のほうばかりを可愛がり、美しくて気立ての良い妹には辛い仕事を押し付けています。

ある日、泉に水を汲みに行った妹は、みすぼらしいおばあさんに出会い、「水が欲しい」と言うおばあさんに、望み通りに水を飲ませてあげました。
すると、そのおばあさんは実は仙女で、優しい娘に「話すたびに言葉と一緒に花や宝石が出てくる」という贈りものをくれるのです。

家に帰った妹の口から、言葉と共に薔薇の花や真珠やダイヤモンドが零れ落ちるのを見たお母さんは、姉娘にも同じ幸運をと、銀の水入れを持たせて泉へ行かせるのですが…。

「水を飲ませてほしい」と言ってきたのがおばあさんではなかったため、断った姉は、「話すたびに口から蛇や蛙が出てくる」という贈りもの(?)をもらってしまいます。

逆恨みしたお母さんの理不尽な仕打ちで家を追い出された妹が、森の中で泣いていると、そこに狩から帰る途中の王子さまが。
美しくて気立てが良い上に、話すたびに口から花や宝石が零れ落ちるという宝物のような娘は、当然王子さまのお妃になりました。


グリム童話にも類話があって、そちらは仙女ではなく、森の中の三人の小人。
妹の口から出てくるのは花や宝石ではなく、金貨です。
王子さまのお妃になってめでたしめでたしではなく、まだ続きがあって、しかもそれがかなり怖いので、絵本にするならやっぱりペローの「仙女の贈りもの」のほうがいいですねぇ…。


安久利 徳さんの描く主人公の娘は、60~70年代のファッション誌のモデルのような美人です。
ちょっと、外国の画家が描いたような感じ。


ところで、この絵本を読んだ後、うちの娘が何と言ったかというと

「…これ、絵で見ると綺麗だけど、口からそんなもんが出てきたら、気持ち悪くない?」

…べつに、唾液まみれで出てくるわけじゃないと思うよ。

「えー。でも、やっぱりやだ。喋るたびに口からザラザラ出てきたら、会話にならないじゃない。蛇や蛙よりマシだけど。」

だから、ゲロじゃないって!
「口から」っていうのは言葉のアヤで、どこかの異空間からぽっと出てくるんだよ、きっと。

「えー。でも…」


…結論として
「やっぱりそんな贈りものはいらん」そうです。

しかし、娘よ。
私が初めてこのお話を読んだ小学生当時、そんな妙にリアルな想像はしなかったぞ…。


追記: 我が子の感想がミもフタもなくて、なんだか申し訳なくなってきました(^^;
実際のところ、このお話は、優しい娘が紡ぎ出す美しい言葉を花や宝石に例えたんだと思います。
思いやりに溢れた美しい言葉は、宝石よりもよっぽど価値がありますから、たとえその口から宝石など出なくとも、優しい娘はちゃんと幸せを掴んだことでしょう。

逆に、意地悪な姉娘の言葉を蛇や蛙に例えたのは…
蛇と蛙に失礼な気がします(^^;

一般的に、人が嫌悪感を抱きそうな、わかりやすいものにしたんでしょうね~
蛇、蛙に加えて、本によっては毛虫や毒虫というパターンもあったような気が…。


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テーマ:絵本 - ジャンル:本・雑誌

[2009/09/18 15:52] その他の絵本 | トラックバック(0) | コメント(2) | @
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コメント
--ははははは、笑いがとまらん--
こんばんは。
思えば昔は「砂を吐く」という表現が当たり前のように、
漫画には当たり前の表現だったのを思いだしたり、
エクトプラズムなる言葉を覚えたのも、そのちょっとあとだったりと
そんなことを思い出しました。

仙人は霞を食って生きるくらいだから中国の山深い山中の生き物だろうと思ったりするんですけど、
仙女となると、伊豆に行けば逢えそうな気がしてしまうのは、羽衣の話が残っているせいでしょうかね。
西洋の話でもあるってこと、知って驚きました。
唾液まみれ…、怖いです。
[2009/10/04 02:23] URL | さくら #- [ 編集 ]
--さくらさんへ--
こんにちは♪

>仙女となると、伊豆に行けば逢えそうな気が

この本を探していらしたかたも、うろ覚えで「てんにょのおくりもの」と検索したため、見つけられなかったそうです(笑)
「仙女」って最近は馴染みのない言葉になっちゃったんですね~
私の子どもの頃は、西洋のおとぎ話の定番だったのに。

お陰で私の場合、「仙人」と聞けば水墨画をイメージするのに、「仙女」はエロール・ル・カインの絵ですよ。

>唾液まみれ…、怖いです。

ほんっと、スミマセンm(__)m
いやもう、言葉と共に空中にポンッと花や宝石が現れるイメージでお願いします^^
[2009/10/05 17:42] URL | asagi #9kA7E2gM [ 編集 ]
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