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図書館戦争
図書館戦争  図書館戦争シリーズ(1) (角川文庫)図書館戦争 図書館戦争シリーズ(1) (角川文庫)
(2011/04/23)
有川 浩

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国民の慢性的な政治的無関心を土壌に「メディア良化法」が成立して30年後の2019年(正化31年)。

良化特務機関による行き過ぎた検閲が常態化し、それに唯一対抗できる根拠法を持つ図書館は軍隊を持つに至る。


高校時代に自分を助けてくれた図書隊員に憧れ、図書隊に入隊した笠原郁は、並外れた身体能力と 本を守ることへの情熱が認められ、精鋭部隊・図書特殊部隊(ライブラリー・タスクフォース)に配属された。


田舎の両親には戦闘職種だということを隠したまま、軍事訓練に明け暮れる日々。


寮で同室の柴崎麻子や、タスクフォースの同期 手塚光、上官の堂上篤、小牧幹久、隊長の玄田竜助 等々の個性的な面々に囲まれ、郁は 特殊防衛員としての経験を積みながら成長していく。





前々から、文庫化したら読もうと思っていた「図書館戦争シリーズ」が、角川文庫から5ヶ月連続刊行!

本書は4月発売の シリーズ1冊目。

文庫化にあたり、DVDの初回限定版特典冊子の短編や、俳優の故・児玉清さんとの対談も収録されている。


有川浩という名前を見て男性作家だと思い込んでいたけれど、読んでるうちに作者は女性ではないかと思えてきて、あとがき読んだらやっぱりそうだった。

最近の作家さんや漫画家さん、名前だけでは性別が判断できないことが多い…



「本と恋の極上エンタテインメント」というアオリがピッタリの小説だった。

トシとともに恋愛に比重を置いた小説には興味がなくなり、むしろ避けてるくらいだったが、これは面白かった。

軸はラブコメでも、そして突拍子もない設定でも、言論の自由や知る権利を守るための戦いが、それはそれはリアルに描かれていて。

巻末の対談で、作者は「図書隊やメディア良化委員会といった組織の構造は、細かく作り込んでいった」と述べている。

また、「人間に嘘がなかったら、設定上の嘘って大体は飲み込めると思う」とも。


本当にその通りで、細部まできっちり作られた舞台に 生きたキャラクターを配置すれば こんなにもリアリティーが備わるものなのかと感心しつつ、読み始めたらやめられなくなって、久々に夜更かししてしまった。


ストーリー展開も面白いけど、台詞回しがまた絶妙で、思わず吹き出したり「そうそう!そうなのよ!」と頷いたり。


「お前は脊髄で物を考えるクセをどうにかしろ、案件は脳まで持っていけ」 (堂上)


「メディア作品が犯罪を助長するってんなら、男は老いも若きも総性犯罪者予備軍よ。(中略)メディア真似して犯罪が起こるってんならまず真っ先に女性に銃の携行許可が下りるべきだわ」 (柴崎)


「無法は無茶で叩き潰すのが図書隊の流儀だ」 (玄田)




打てば響くというか、一を聞いて十を知るというか、頭の良い人たちの会話はテンポが良くて痛快。

でも、それだけではなく、時に台詞は心の揺れも映すから、生きた会話となって読者に届く。



作者が、近所の図書館に掲げられていた「図書館の自由に関する宣言」というプレートを見て思いついた話だという。

そのわずか五箇条で妄想を膨らませ、本編4冊にスピンオフ2冊の計6冊にも及ぶシリーズにしてしまったというのだからすごい。



バカだし、上官への口のきき方がなってないしで、初めは全然好感が持てなかった郁も、読み終える頃には可愛く思えてくるから不思議だ。

そもそも郁が顔さえ覚えていればあんな面白い事態にはならなかっただろう「王子様」との関係も、今後が楽しみである(笑)



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テーマ:小説 - ジャンル:本・雑誌

[2011/07/09 16:33] 有川浩 | トラックバック(0) | コメント(4) | @
<<さっくり | ホーム | 「鋼の錬金術師 嘆きの丘(ミロス)の聖なる星」観てきました>>
コメント
--No title--
私も!小さくなって安くなったら買って読もうっと思っておったよん
な~るほど、こういう感じの話であったか(笑)
タイトル見て、どんな内容なんだろう?っと思ってたさ

出来れば、全部を買って一気に読みたい
そんな風に思ってます
最近漫画でも年に一回の発刊で…内容を忘れてしまうもんで(笑)
このレビューを読んで、楽しみになっただ~
[2011/07/14 15:37] URL | 満天 #- [ 編集 ]
--満天さんへ--
現在は本編4冊刊行済みで、別冊2冊を待つのみです。
もしよかったら全部出揃ったところで鋼と一緒に送りますよ~^^
ていうか、鋼はいつでも送れますので、お手元に読むものがなくなったらお知らせくださいね。
他にも適当に面白そうなの見繕って一緒に送ります。

そうそう、私も、続きを楽しみにしてる漫画は年に1冊か2冊しか出ないのばっかりで(T_T)

近々2年ぶりに単行本が出るっていうのもあって、もうほんと内容忘れかけてるよ~(^^;
[2011/07/14 16:14] URL | asagi #9kA7E2gM [ 編集 ]
--文庫版は、付録がいいですねぇ--
図書館で借りて全部読んで、とても大好きになり
ハードカバーで2冊と別冊1冊まで買いましたが、
(値段が張るのと場所をとるのでなかなか続きを買わないでいた)
文庫なら場所も取らないし、買い換えようかな~。
児玉清さんとの対談があるのなら、尚更。

そうそう、近くの書店では、数年前
「男性作家」の棚に並んでてびっくりしました・・・・
書店でそのようなことがあるなんて。
[2011/07/28 23:04] URL | こうまさん #- [ 編集 ]
--こうまさんへ--
ハードカバーを持ってても、文庫化にあたり加筆修正されてるとか、未収録だった短編が載ってるとか聞くと欲しくなりますよね~
児玉清さんとの対談は1~4巻通して掲載されていて、内容もとても興味深いものでした。
発売したばかりの「別冊図書館戦争1」には文庫化記念インタビューが載ってましたよ^^

>「男性作家」の棚に並んでて

本屋さんでもそんなことが?!
ほんとにびっくりですね。

「乾くるみ」は男性で、「恩田陸」は女性で、「荒川弘」も女性で…って、確かにややこしいペンネーム多いですけどね~(^^;
[2011/07/29 16:15] URL | asagi #9kA7E2gM [ 編集 ]
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