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ゴーストハント6 海からくるもの
ゴーストハント6 海からくるもの (幽ブックス)ゴーストハント6 海からくるもの (幽ブックス)
(2011/09/22)
小野不由美

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能登半島、日本海を一望する岬の突端で老舗料亭を営む吉見家では、代替わりの度に多くの死者が出るのだという。

祖母やえの代理で、姪の葉月を連れてSPR(渋谷サイキックリサーチ)に依頼に訪れた吉見彰文は、葉月の身体に現れた不気味な湿疹を見せる。

首を真一文字に横切るようなものと、背中に現れた戒名としか思えないものと。

それは祖父が亡くなってすぐに現れたという。

他にも、飼っていた鳥や犬が三日ほどの間に全て死んでしまったりと、異変はそこかしこで起こり始めていた。

吉見家を訪れ、呪いの原因をつきとめるべく調査を開始したSPRだったが、ナルが何者かの霊に憑依されて戦線離脱。

ナル抜きでの調査続行を余儀なくされるのだった。

古い信仰が残る土地で、信仰と共に生きる 吉見家の人々を襲う 呪いの正体とは…?





第5巻「鮮血の迷宮」は、既刊の中でいちばん怖かった。

そして、第6巻である本書「海からくるもの」は 既刊の中でいちばん面白い。

怖さももちろんだけど、謎解きの過程が いつもにも増してドキドキするというか。


三十二年前の先代の時には八人、六十八年前の初代の時には十四人もの死者を出したという「代替わりの変事」。

ふつうに考えれば 吉見家の先祖が過去のどこかで恐ろしい罪を犯して 何者かに祟られているのでは…?と思う。

それにしては、代替わりの時に限るというのが おかしいが…

祟りは 吉見家の財産と何らかの関わりがあるのではないかと思った家族の一人が、戸籍を辿り 親族に話を聞くなどして 手を尽くして調べたが、誰かの恨みを買ったと思しき事実は 何も無かったという。

それならばと、SPRの面々は 本家を更に遡り、屋敷先祖の藤迫家の過去帳まで調べ上げるが、そこでも既に祟りは始まっていた。


今回は 早い段階でナルが戦線離脱したため、他のキャラが大活躍。

お寺の過去帳やら郷土史やらの膨大な資料と格闘しつつ、いつもの如く薀蓄を傾けているうちに じわじわと真相に近付いていく様子は、読んでいてゾクゾクする。


そして今回の薀蓄、「マレビト信仰」のくだりなど、ちょっと民俗学の本を読んでみたくなるような興味深い内容だった。

「庚申塚」と聞くと、ああそういえば実家の近くに「コウシンさん」と呼ばれている祠があったなーと思い出し、綾子さんに「あんた、日本人でしょ?」と呆れられてる麻衣と同じく、ちょっと自分が情けなくなったり(笑)

古い信仰について かなりページを割いて、しかも解りやすく書かれている。

読み進むうちに、忘れかけていた超自然的なモノへの畏怖の感情が あらためて湧いてくる。



この巻に及んでやっと、綾子さんが大活躍!!!

もー、今まで麻衣なんかに役立たず呼ばわりされる度に「そんなはずないっ!」と、ずーっと思ってて。

やっと溜飲が下がった。

裏表紙の 榊を手にした巫女装束の彼女がとても美しい。


ナルの事情が またちょっとだけわかったが、綾子さんに関しては余計に謎が深まったような。

次の巻でシリーズ完結のはずだけど、ほんとにあと一冊で終わるのか?と思うくらい、ナルもリンさんも まだまだ謎だらけだし。

待ち遠しいけど、次で終わってしまうと思うと寂しいなー。


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テーマ:ホラー小説 - ジャンル:本・雑誌

[2011/10/05 17:13] 小野不由美 | トラックバック(0) | コメント(2) | @
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コメント
--No title--
小野さんの作品は…屍鬼と十二国記しか読んだ事ないです~
屍鬼を最初に読んで、その後にテレビで十二国記を見て
同じ人の作品だとは思わんかっただ(笑)
しかも綾辻さんが夫とは…(ハハハハハ)

この作品、面白そうですの~
次回で最終巻なのですか?終わったら買って一気に読んでみたいです~

下コメ辺だけど…宮崎監督以外のジブリ作品となると
「火垂るの墓」と「おもいでぽろぽろ」「平成狸合戦ぽんぽこ」
「耳をすませば」「猫の恩返し」が好きです~(ハハハハ)

「おもいでぽろぽろ」は、私と主人公の年代が同じだからかな~
「耳をすませば」は、ちょうどカントリーロードを合唱で歌う練習をしてたから
やっぱり何処かで自分と類似があると面白いと思うのかも
んっ? んじゃ・・平成狸は?(アハハハハハ)
はい。私の顔が狸っぽいからどす~~(笑)
[2011/10/06 14:51] URL | 満天 #- [ 編集 ]
--満天さんへ--
十二国記読まれたのですね!
アニメも良い出来でしたよね~^^
「屍鬼」は、そりゃあホラー小説としては傑作なんだろうけど、あんまり人が死に過ぎて、読み終える頃には気分がどん底でした(^^;
ほんと、同じ作者の作品とは思えないくらい雰囲気が違いますよね。
ゴーストハントシリーズも、上記二作品と同じ作者のものとは思えませんよ~
ずいぶん前に書かれた少女小説をリライトしたもので、かなり加筆修正があったようですが、地の文が女の子の一人称なのは変わりません。
それさえ我慢できれば内容は面白いです。特にこの巻は秀逸!

綾辻さんが夫というのは知りませんでした。
そもそも既婚者だというのも知りませんでしたごめんなさい(←誰に?)

なぜだか私、「おもひでぽろぽろ」と「ぽんぽこ」と「耳すま」は宮崎駿監督作品だと思い込んでおりました…
高畑さん近藤さんごめんなさいm(__)m
三作品とも大好きです!「猫の恩返し」だけじゃなかった!
「火垂るの墓」は観るのが辛くて、好きとは言えないけども、すごい作品だと思います。これは初めから高畑監督作品だと認識してました。なにこの中途半端な勘違い…

満天さんのコメントがなかったらずーっと勘違いしたままでした。
どうもありがとうございましたm(__)m
[2011/10/09 00:06] URL | asagi #9kA7E2gM [ 編集 ]
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