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海時間のマリン
海時間のマリン (fukkan.com)海時間のマリン (fukkan.com)
(2005/12)
名木田 恵子

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片桐真鈴(マリン)は、もうすぐ15歳になる中学生。

母はマリンが1歳の時に亡くなり、それ以来 父と二人暮らし。

母のいない分を補うかのように、溢れんばかりの愛情を注がれて育った 幸せな少女だった。

しかし、15歳の誕生日が近づくにつれ、マリンの身に様々な異変が起こり始める。


よく転ぶようになり、両足首には 青い花びらのようなあざが奇妙な対象模様を描く。

リアルな幻覚を見る。


熱を出して一週間寝込んだ翌朝、マリンが父から聞かされたのは、思いもよらない、それでいて とっくに知っていたようにも思える事実だった。

マリンは、人魚と人間のハーフなのだという。

15歳の誕生日までに ある場所に辿り着かなければ、完全な人魚へとメタモルフォセス(変身)してしまう。

そればかりか、その後 間もなく死んでしまうのだと。


母の形見の魔鈴と不思議な地図を手に、マリンは出会ったばかりの仲間たちと共に北へ向かう。

ドラゴンネックを目指して。






「キャンディ・キャンディ」の原作者、名木田恵子(水木杏子)さんのファンタジーです。

私が月刊「MOE」を毎月買っていた頃、この作品が連載されていたのですが、途中で買うのをやめてしまったため、結末を知らないままでした。

1992年に講談社から刊行されましたが、そちらは絶版。

その後、復刊ドットコムに寄せられたリクエストにより、2005年にブッキングから復刊しました。


あとがきを読んで意外に思ったのは、「当時はこういった作品は(ジャンルが不定)と、なかなか受け入れてもらえなかった。」というくだり。

連載されていたのは20年くらい前で、その頃 この手のファンタジーってそんなに珍しかったでしょうか?

昔からファンタジーを好んで読んでいた私は、ちっともそんな気がしないのですが。



人魚、プーカ、ケンタウロス、バーヴァン・シー、カシの木の精。


人と、人ならざるものとの間に生まれた子どもは、生まれながらに罪の子であり、純粋な種族からは疎まれ、命を狙われるという理不尽。

そんな中、それぞれの目的地を目指して歩き続けるのは至難の業です。

そう、種族によって「ここへ辿り着けば許される」という目的地もタイムリミットも違う!

マリンは15歳でドラゴンネック、剣多は17歳でクラリエンの森、呂は18歳で罪喰い岩。


今までの現実世界と、メタが完了した後 彼らの現実となるであろう幻想世界が、チャンネルが切り替わるように交錯し、読者も軽くめまいを起こしそう。

この、幻想世界に切り替わることを、彼らは「メタが起こる」と言い、そうなると今まで自分の家にいたはずが森の中だったり、地下の隠れ家が岩の谷間に変わったり…。

ちなみに、ドラゴンネックは 日本地図なら竜飛岬にあたります。


果たして彼らはタイムリミットまでに辿り着けるのか?



ちょーっと都合が良すぎるような気もするけど、ハーフの子どもたちに課せられた運命があまりに過酷なのと、それまでが悲劇続きなので、このくらいの救いはないとね~と思います。


うちの娘の感想はというと、「ケンタが不憫。あと、ツンデレっていうけど、ケンタはツンツンで全体の1割くらいしかデレがない。」

いや、後者はその通りだけど、ケンタくん、ちゃんと報われてますから。



名木田恵子さんといえば、私が「なかよし」を愛読していた頃、「キャンディ・キャンディ」だけでなく、少女マンガの原作を多く手掛けていらっしゃいました。

おもしろい!と思ったマンガは、不思議と名木田恵子さん原作のものが多かったように思います。

ずーっと前にブログに書いた「白夜のナイチンゲール」とか、「ロリアンの青い空」とか、細かい部分は忘れていても、タイトルを見ただけで 初めて読んだ時の心の揺れや 物語を包む空気を鮮やかに思い出せます。


今も現役で、瑞々しい作品を次々と発表されているのは ほんとにすごい!


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テーマ:児童書 - ジャンル:本・雑誌

[2012/09/06 16:02] 名木田恵子 | トラックバック(0) | コメント(2) | @
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コメント
----
20年前…んっ? こういうジャンルあったよね~
萩尾望都・山岸凉子・遠藤淑子…
あ・あかん。。名前が出てこない~(笑)

っというような話とは、また別なんだろうか??

>うちの娘の感想はというと、「ケンタが不憫。あと、ツンデレっていうけど、ケンタはツンツンで全体の1割くらいしかデレがない。」

ツンとデレが別モノだとは、初めて知り申した
(アハハハハハ)
こういう表現大好きっす。
娘さん。エエ味出してますね~



[2012/09/19 15:50] URL | 満天 #- [ 編集 ]
--満天さんへ--
ねっ、ありましたよね~

それとも、少女マンガでは結構あったけど児童書やヤングアダルト向けの小説では珍しかったのかな?

荻原規子みたいな和製ファンタジーはあっても、人魚だのケンタウロスだのが出てくる、日本人作家によるファンタジーが珍しかったのか?

>ツンデレ

「最後の最後にデレたと思ったら、台詞が気障だった」とも言ってました(笑)
[2012/09/19 16:21] URL | asagi #9kA7E2gM [ 編集 ]
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