パウリーネと風の中の王子
パウリーネと風の中の王子 (昭和44年) (国際アンデルセン大賞名作全集〈16〉)

子どもの頃、たまに不思議な出来事に出会いました。
そういった出来事はたいてい、後で考えれば不思議でもなんでもなく、ちゃんと説明がつくのですが、中には大人になった今思い返しても「あれはなんだったんだろう?」と首を傾げるようなエピソードがいくつかあるのです。


この本に登場するちいさな女の子パウリーネは、不思議で楽しい出来事に次々と出会って、それはもう羨ましいほどです。
牧場で1月さんから12月さんまでの12の月たちに出会ったり、しゃぼん玉の中に入って飛んだり、しらかばの木となかよしになったりします。
ぼたんいんこに逃げられて悲しんでいるおじさんのために、知り合いのすずめに聞いて探してあげたり、かと思えば空飛ぶいすに座った王子さまと一緒にアドリア海まで遠足に行ったりするのです。


作家でありこのお話の語り手でもある「私」は、パウリーネのお話をボンボンやチョコレートやくだものなどで買い取って、わかりやすく書き留めます。
パウリーネは字を知らないから、とても美しく、また生き生きと話すのだそうです。


ですがパウリーネはいつの間にか一つ年をとり、字を覚え、本をたくさん読むようになり、話すことをしなくなりました。


作者のジェームス・クリュスさんは、文章を書くことのできない子どもは、空想をめぐらしておもしろい話を思いつく、と言っています。
そうしてお年寄りになると、また空想にふけったり、おもしろい話を作れる、と言うのです。(あとがきより)


50歳か60歳になったパウリーネに、私もお話を聞いてみたいものです。


講談社 昭和48年3月28日発行
ジェームス・クリュス/作
植田敏郎/訳
J・バルトシュ D・ランゲ/絵


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[2007/07/26 11:45] ジェームス・クリュス | トラックバック(0) | コメント(1) | @
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[2008/01/29 21:44] | # [ 編集 ]
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