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花さき山
花さき山 (ものがたり絵本 20)花さき山 (ものがたり絵本 20)
(1969/01)
斎藤 隆介

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やさしいことを すれば 花がさく。
いのちを かけて すれば 山が うまれる。
うそでは ない、ほんとうの ことだ……。




十歳の少女、あやは、山菜を採りに入った山で道に迷い、不思議な老婆に出会います。
そこは、美しい花がいちめんに咲く、花さき山。


ふもとの村の人間が、優しいことをひとつすると、花がひとつ咲くのだと、老婆は語ります。
今、あやの足元に咲いている赤い花は、昨日あやが咲かせた花なのだと。


それは、妹のそよが、祭りの晴れ着が欲しいと泣いて、母を困らせたときのこと。
家が貧乏で、二人分の晴れ着を買えないことを知っていたあやは、自分はいらないから、そよに買ってやってと言ったのでした。


おまえは せつなかったべ。
だども、この 赤い花が さいた。
この 赤い花は、どんな祭り着の 花もようよりも、きれいだべ。



そして、もうひとつ、露をのせて咲きはじめた、ちいさな青い花。
それは、ちいさな双子の男の子の兄のほうが、今咲かせているもの。
弟が母を独り占めにするのを、自分はあんちゃんだからと、目にいっぱい涙をためて辛抱して。
その涙は、露となって花に光ります。


いちめんに咲く花、花、花…。
黒い地に、はっとするほど鮮やかに浮かび上がる無数の花たち。
滝平二郎さんの切り絵は、迫力に満ちて美しく、そして、とても日本的です。
どこのものとも知れぬ方言で語られる、民話のような物語に、これほどふさわしい絵はないと思えるほど。


「今、花さき山に私の花が咲いている」
そう思えることがたくさんあるように、生きていけたら素敵ですね。
1969年初版のこの絵本が、今なお読み継がれるロングセラーだというのは、とても嬉しいことです。


どうか、これからもたくさんの子どもたちに、この絵本に込められた作者の祈りが届きますように。

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テーマ:児童文学・童話・絵本 - ジャンル:小説・文学

[2007/11/05 16:30] 斎藤隆介 | トラックバック(0) | コメント(4) | @
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コメント
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お邪魔します♪

この本!いいですよね!
前に小学校に読み聞かせに行った時に
持って行きました。

でも実は「モチモチの木」と間違えて^^;
学校着いてから焦りましたww

でも
このお話も大好きですっ
あやのいじらしさが たまりませんよね~。

ぽちっ4連打完了ですっ♪
[2007/11/06 00:27] URL | necona #z8Ev11P6 [ 編集 ]
--neconaさま--
neconaさん、こんにちは~。


>学校着いてから焦りましたww


そうでしょうね~。
ちょっと練習してからでないと、あの方言の語り口をそれらしく読むのは難しいですよね。


私は、NHKのテレビ絵本で、渡辺えり子さんが読んでいるのを聴いて、あの落ち着いた深い声音にあこがれて、「あんなふうに読み聞かせたい!」と思ったんですけど…。
撃沈しました…。
途中で泣いてしまって、娘に慰められました。


あやのいじらしさもそうですけど、双子のお兄ちゃんが…。
ああいう経験って、誰でもひとつやふたつあるんじゃないでしょうか?


どうもトシとともに涙もろくなってきていけません。
娘にはきっと「おかあさんは泣き虫」と思われてるに違いないですv-406
[2007/11/06 14:14] URL | yukinousagi #- [ 編集 ]
----
小学生の頃、担任の先生が斉藤隆介さんの絵本をよく読んでくれました。「花さき山」を始め「ベロだしチョンマ」など、怖い・・・というイメージがあったのですが、だからといって忘れてしまうことなく、大人になった今でも心に残っているんですよね。
そして大人になった今、改めてこの絵本を手に取り、方言のような語りの魅力、切り絵の美しさにひかれています。
私のブログでも、この絵本を取り上げています。TBさせてくださいね。
[2007/11/08 14:54] URL | KABA #- [ 編集 ]
--KABAさま--
KABAさん、はじめまして!


私も、小学生の頃、滝平さんの絵が苦手でした。
あのくっきりとした絵が、なんとなく怖かったんです。


でも、国語の教科書の「モチモチの木」は、とても印象に残ってます。


斎藤隆介さんの絵本で初めて読んだのは「ひさの星」でした。
「花さき山」はおとなになってから読んで、なんて美しい絵本だろうと、心が震えました。


小学校の先生が読んでくださったなんて、羨ましいです。
私も、子どもの頃に読んでおきたかった…。
もったいないことをしました。


TB、嬉しいです。是非、よろしくお願いいたします!
[2007/11/09 16:41] URL | yukinousagi #- [ 編集 ]
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