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水曜日のクルト
ことのはじめは、こうもりがさがなくなったのでした。


こんな一文で始まる「水曜日のクルト」
NHK教育テレビの「おはなしのくに」で聴いて以来、読んでみたくて探していました。
とっくに絶版になった本だと知った時はがっかりしましたが、古本屋さんのサイトを根気よく探し回ってようやく見つけた時、嬉しすぎて注文ボタンをクリックする手が震えました。



「ぼく」は、まだあまり有名ではない絵かきさんです。
初めて自分の絵が子どもの雑誌の表紙に採用されて、初めての原稿料と出来上がった雑誌をもらいに上機嫌で出版社を訪れた日に、こうもり傘がなくなったのでした。


ところがこのこうもり傘、思わぬ時に戻ってきます。
ある水曜日の夕方、雨の中寒そうに夕刊を配達している女の子に出会った時、絵かきさんの右手にはいつの間にか傘が握られているではありませんか!
せっかく戻ってきた傘ですが、絵かきさんは迷わず女の子にあげてしまいました。


そうして次になくなったお気に入りのベレー帽も、ある時ふってわいたように戻ってきます。
北風の強い日、大きな荷物をしょった、つるりと寒そうなおじいさんの頭にちょこんとかぶさったのでした。


傘がなくなったのもベレー帽がなくなったのも、そして突然戻ってきたのも水曜日。
いたずらな天使の名前はクルトといいます。
水曜日に生まれて水曜日に死んだ男の子です。
同じく水曜日に生まれた絵描きさんに、水曜日にいたずらを仕掛けていたのでした。


この本は、推理小説作家の仁木悦子さんが本名の大井三重子名義で出した唯一の童話集です。
表題作のほかにも「めもあある美術館」「ある水たまりの一生」「ふしぎなひしゃくの話」「血の色の雲」「ありとあらゆるもののびんづめ」の五作品が収録されています。


「めもあある美術館」は、かつて教科書にも採用されたそうで、懐かしく思われるかたも多いようです。
それも頷けるとても素敵なお話ですが、個人的に「ありとあらゆるもののびんづめ」にすごくわくわくしました。


偕成社 1976年7月発行
大井三重子/作
鈴木義治/カット
※元版は昭和36年東都書房刊

水曜日のクルト


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テーマ:児童文学・童話・絵本 - ジャンル:小説・文学

[2007/07/27 12:24] 大井三重子 | トラックバック(0) | コメント(3) | @
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コメント
--管理人のみ閲覧できます--
このコメントは管理人のみ閲覧できます
[2007/08/16 13:33] | # [ 編集 ]
----
こちらにも失礼して・・・。
先日さかのぼって読ませてもらっていて、とても興味をもったので、この本よりさかのぼること3冊ほど、図書館で取り寄せてもらって借りてきました。

この偕成社文庫の装丁、なつかしいです!
子どものころ、お年玉をもらうと、自分で買っていたシリーズだったのです。
でも、こちらはきっと読んだことがなく、まずはこの本から読んでみようと思っています。
読んでから・・・と思いましたが、うれしくなって、まずはご報告まで・・・(笑)。
[2007/10/26 00:44] URL | フラニー #- [ 編集 ]
--承認待ちコメント--
このコメントは管理者の承認待ちです
[2013/02/28 20:11] | # [ 編集 ]
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