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風神秘抄
風神秘抄風神秘抄
(2005/05/21)
荻原 規子

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荻原規子さんの「空色勾玉」「白鳥異伝」に出会ったのは、福武書店がベネッセコーポレーションに社名変更する前のことです。
日本の古代、神話の世界を舞台にしたファンタジーに夢中になりました。


その後ベネッセは児童書の出版からは撤退してしまい、現在は徳間書店から、上記の二作と共に「薄紅天女」を加え勾玉三部作として出ています。
この「風神秘抄」も徳間書店から。


勾玉三部作よりも更に時代を下り、舞台は平安末期。
源氏の郎党、坂東武者の家に生まれた主人公の草十郎が、平治の乱に16歳の初陣で加わるところから物語は始まります。
まるで歴史小説のような幕開けですが、そこはやっぱりファンタジー、草十郎には自身でさえ気付かない特異な能力が備わっていました。


彼の吹く笛の音は周囲のあらゆるものと共鳴し、鳥や獣を魅了します。
そればかりか、文字通り鳥の王であるカラスの「鳥彦王」と言葉を交わす力までも。


戦に敗れ、都から落ち延びる途中、まだ幼い三郎頼朝を助けるため一行からはぐれてしまう草十郎。
辛うじて生き延び、身を寄せた先で、主と慕う源義平の死を知らされ絶望するも、糸世(いとせ)という舞姫の舞に出会った時から、彼の中で何かが徐々に変わり始めるのでした。



…鳥彦王が可愛いです。
王とはいっても、長老に認めてもらうまでは正式な王になれないのだとか。
王として必要な「あること」を学ぶため、言葉の通じる草十郎のそばで修行しているのです。

少年のような話し方で、そのくせ世知に長けた鳥彦王は、人と関わることが苦手で「天の童子みたい」と言われるほど浮世離れした草十郎よりも、余程人間臭くて愛嬌があったりします。
とかく不吉なイメージを持たれがちなカラスですが、熊野の神さまの御使いは三本足の八咫烏(ヤタガラス)
この物語では熊野がとても重要な意味を持つ土地なので、鳥の王がカラスというのも納得です。


草十郎の笛と糸世の舞が重なった時、人の運命をも変える力が生じることを見抜いた上皇の思惑により物語は思わぬ方向へ…。


失われた大切なものを取り戻すため、草十郎は、上皇の追っ手を躱しつつ旅を続けることに。
そして、旅路の果てにようやく見つけたその方法は、本来なら人には許されない、神に挑むに等しいものだと知るのでした。


この後の、結末までの展開は圧巻です。
神に挑むような行いには、いったいどれほどの代償が必要なのか。
草十郎は何を失い、何を得るのか。


歴史を知らなくても充分楽しめますが、実在の人物もちらほら登場するので、歴史に詳しい人ならもっとおもしろく感じられると思います。


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[2008/12/11 12:38] 荻原規子 | トラックバック(0) | コメント(0) | @
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